安全で働きやすい職場づくりと、心身の健康づくりに向けた環境整備を推進しています。不当な差別やハラスメントを禁止し、公正で明るい職場づくりに努めるほか、地震などの大規模災害への備えとして、備蓄品の整備や防災訓練も実施しています。2019年4月には「サンゲツ健康保険組合」を設立し、心身の健康づくりに向けた取り組みを一層推進しています。
当社では、従業員へ安全衛生教育を実施するとともに、労働災害などが発生した際には、速やかに発生状況を全社で共有し、各部署で再発防止対策を実施しています。また、「年間安全衛生活動計画」を作成し、職場のリスク低減活動、整理整頓活動など8つの事項に対しPDCAサイクルを回して、よりよい活動を目指しています。
こうした活動により、当社における労働災害度数率と強度率は、全国卸売業、小売業の平均を大きく下回っています。
※度数率:100 万のべ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数(災害発生の頻度)
※強度率:1,000 のべ実労働時間当たりの労働損失日数(災害の重さの程度)
2022年度の社員・派遣社員および請負会社の労働災害による死亡者数は0名でした。
また労働災害による被災者数は12名で、そのうち休業被災者数は1名でした。
当社では、労働災害が発生した場合、該当部署が発生日を含め翌日までに「発生報告書」を作成、発生後1 週間以内に「対策報告書」を作成し、対策会議を行ったうえで事務局に提出することで、発生状況の共有・管理と再発防止に努めています。
災害の原因として部門別では物流部門で6件、そのうち設備トラブルの対応時が多いことから、復旧作業時の安全確認や手順の確認などの対策を強化しています。
※休業災害度数率:100万のべ労働時間当たりの労働災害による休業災害数(災害発生の頻度)
当社ロジスティクス部門での安全における組織体制として、ロジスティクスセンター長を委員長とした、安全委員会を各センター8カ所に設置し、ロジスティクスセンター統括ユニット(本社)にて活動の管理を担い、ロジスティクス本部安全衛生管理基準の制定や、安全衛生マニュアルの見直し、教育体系の見直しを行っています。当社では、自社社員だけでなく庫内作業を担う協力会社も加わって安全活動を実施しており、ロジスティクスセンター各拠点が一体となり災害防止に取り組むことで、「安全第一」の実現に日々努めています。
【活動事例】
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