安全で働きやすい職場づくりと、心身の健康づくりに向けた環境整備を推進しています。不当な差別やハラスメントを禁止し、公正で明るい職場づくりに努めるほか、地震などの大規模災害への備えとして、備蓄品の整備や防災訓練も実施しています。2019年4月には「サンゲツ健康保険組合」を設立し、心身の健康づくりに向けた取り組みを一層推進しています。
※EVAC-CHAIR:地震や火災などエレベーターが使用できないような災害時・非常時に、要援護者やケガをされた歩行困難な方を階段の上層階から安全・円滑・迅速に避難させることができる器具
EVAC-CHAIR講習の様子
AED講習の様子
教育名 |
目的 |
教育内容 |
対象者 |
受講者数 |
AED講習 |
災害発生時を想定した応急救命訓練を行うことにより、非常時の対応がスムーズに行えるよう備えるため |
講師によるAEDの使い方の教習及び応急手当の実習(心肺蘇生) |
本社・中部支社自衛消防隊・安全救護班 |
16名 |
EVAC-CHAIR |
使用方法を周知し、非常時に迅速に使用できるよう備えるため |
EVAC-CHAIRの使い方の教習及び参加者全員が扱えるように実習訓練 |
名古屋ショールーム課員、本社・中部支社の応急救護班 |
28名 |
安全運転管理者講習 |
安全運転管理者の役割と責任を再認識させるため |
安全運転管理者の任務や、任務を怠った場合に安全運転管理者に課される罰則を説明、事故や違反が発生した際の指導や再発防止について理解させる |
西日本ビジネスユニット所属安全運転管理者 |
21名 |
当社では、従業員へ安全衛生教育を実施するとともに、労働災害などが発生した際には、速やかに発生状況を全社で共有し、各部署で再発防止対策を実施しています。また、「年間安全衛生活動計画」を作成し、職場のリスク低減活動、整理整頓活動など8つの事項に対しPDCAサイクルを回して、よりよい活動を目指しています。
こうした活動により、当社における労働災害度数率と強度率は、全国卸売業、小売業の平均を大きく下回っています。
※度数率:100 万のべ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数(災害発生の頻度)
※強度率:1,000 のべ実労働時間当たりの労働損失日数(災害の重さの程度)
2023年度の従業員の労働災害による死亡者数は0名でした。
また労働災害による被災者数は8名で、そのうち休業被災者数は2名でした。
当社では、労働災害が発生した場合、該当部署が発生日を含め翌日までに「発生報告書」を作成、発生後1週間以内に「対策報告書」を作成し、対策会議を行ったうえで事務局に提出することで、発生状況の共有・管理と再発防止に努めています。
災害の原因として部門別では物流部門で6件、そのうち設備トラブルの対応時が多いことから、復旧作業時の安全確認や手順の確認などの対策を強化しています。
※休業災害度数率:100万のべ労働時間当たりの労働災害による休業災害数(災害発生の頻度)
当社ロジスティクス部門での安全における組織体制として、ロジスティクスセンター長を委員長とした安全衛生委員会を全国8センターに設置し日々の安全活動を実施しています。ロジスティクスセンター統括ユニット(本社)にて活動の管理を担い、ロジスティクス部門安全衛生管理基準の制定や、安全衛生マニュアルの見直し、教育体系の見直しを行っています。当社では、自社社員だけでなく庫内作業を担う協力会社も加わって安全活動を実施しており、ロジスティクスセンター各拠点が一体となり災害防止に取り組むことで、「安全第一」の実現に日々努めています。
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