

平素より当社グループの活動にご理解とご支援をいただき、心より御礼申しあげます。
当社グループの創業は、日比 弥助が名古屋城近くに表具師として暖簾を掲げた、1849年に遡り、その後1953年に株式会社山月堂商店が設立されました(1970年に株式会社サンゲツに改称)。他社に先駆けて壁紙の販売に着手するとともに、品揃えを拡充して「トータルインテリア」としてのビジネスモデルを築き上げ、インテリア商品の全国展開を成し遂げました。そこには、常に新しいことに挑戦するフロンティアスピリット、困難を乗り越えて前進する気力が存在し、これがサンゲツの原点として、今日まで脈々と受け継がれてきました。
その後も事業基盤の強化、国内外でのM&Aの展開、人的資本・デジタル資本の拡充を進め、提供価値の高度化に取り組んでまいりました。
当社グループのコアは、インテリア商品の品揃えの拡充にとどまらず、素材・デザイン・物流・施工を統合したソリューション提案力、即ち進化した「トータルインテリア」にあります。私たちはこの強みを基盤に、空間に新たな価値をもたらし、人々の感性を豊かにしてきました。今後は、このコアをさらに進化させることで、商品提供にとどまらず、空間を通じて人々の感性を刺激し、多様な暮らしの実現に貢献していきます。その上で、当社グループが目指す企業像を「素材とデザインを起点に、インテリアから文化をつくる企業」と定めました。
以前より当社グループは「生活文化提案企業」を謳ってきました。壁紙をはじめとするインテリア素材や空間のコーディネートといった「生活様式」、戦略的なマーケティングツールとして見本帳を展開する「ビジネスモデル」、品質ときめ細かなサプライチェーンに裏付けられた、空間づくりを支える「供給インフラ」等、今日に至るまで、インテリアそのもの、そして、業界全体の価値向上の一翼を担ってまいりました。私たちは常に、次の暮らしの文化を創り続ける存在でありたいと考えています。
当社グループは、2026年5月に「中期経営計画 2029」(2027年3月期~2030年3月期)を発表しました。成長の中核としてインテリア事業を一段と強化し、商品領域の拡張やパートナー企業との連携を通じて、より強固な収益基盤を構築してまいります。海外においても、インテリアを軸として北米、アジアでの成長を加速させます。空間総合およびエクステリア事業は、インテリアの強みを横展開した拡張領域として位置付け、そのシナジーを最大化しながら中長期的な成長事業として着実に育成してまいります。さらに、インテリアをはじめとして既存事業に隣接する領域での新たな事業機会の探索に取り組んでまいります。
皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。
株式会社サンゲツ 代表取締役 社長執行役員
近藤 康正