自然共生

自然共生

自然共生に関する考え方

当社の事業活動は、主要商材である壁紙で森林資源を利⽤するなど、⾃然の恵みを享受して成り⽴っている一方、廃棄物や⽔の使⽤により⾃然に負荷を与えてきました。⾃然の恵みなくして当社の事業を継続できないため、気候変動・資源循環対応を柱に事業による環境負荷を減少させ、生物多様性の損失を⽌め回復軌道に乗せるネイチャーポジティブに貢献していきます。
事業活動以外でも、事業所周辺の生物調査やNPOと連携した活動を進めており、事業活動と生物多様性の両⽴を目指します。

自然共生に関する取り組み

植林

地域住民の支援にもつながるシナモンの木

地域住民の支援にもつながるシナモンの木

当社は、サンゲツグループ⻑期ビジョン【DESIGN 2030】に掲げる、「地球環境を守るサステイナブルな社会の実現」に向けた取り組みの一環として、⻑年にわたり海外の森林保全・再生に取り組んでいる「公益財団法人 国際緑化推進センター」を通じた植林活動支援を2023年度より開始しました。
このたびの支援では、ベトナム北部の焼畑跡地等の荒廃地へシナモンの⽊を植樹することで、年間およそ100t程度のCO₂吸収を⾒込んでいます。この植林活動によって、土壌侵⾷の防⽌や⽔資源の保全、生物多様性の保全、森林⾯積の増加等を図るほか、成林後の収穫など林業の振興を図り、地域住⺠の生計向上を支援します。

外部団体との協業

自然共生の取り組みにおいては、地域の⾃然環境に応じたロケーション単位での取り組みや、外部団体との連携が重要と考えています。当社は、⾏政をはじめNPO法人・市⺠団体と継続的に連携を図り、生物多様性の促進に努めています。

なごやネイチャーポジティブパートナー

なごやネイチャーポジティブパートナー

名古屋市がネイチャーポジティブの実現に向けた意欲を表明した「ネイチャーポジティブ宣言」に賛同し、「なごやネイチャーポジティブパートナー」として認定されました。
なごやネイチャーポジティブパートナー制度とは、「ネイチャーポジティブ宣言」に賛同し、ともに取り組む事業者・団体を、「なごやネイチャーポジティブパートナー」として認定し、ネイチャーポジティブの実現に向けた取組促進と機運の向上を目指すものです。
当社は他パートナー企業と共に生物多様性を守ることを目的とした環境保全の取り組みを推進していきたいと考えています。

公益財団法人⽇本自然保護協会

公益財団法人⽇本自然保護協会

「⾃然のちからで、明⽇をひらく。」を活動メッセージに掲げ、⽇本の美しく豊かな⾃然や⽂化を守り、育み、活かす活動を⾏っている⽇本⾃然保護協会の活動主旨に賛同し、法人特別会員に加⼊するとともに、生物多様性の保護に関わる活動の実践及び、⾃然保護活動に参加しています。

⽇本⾃然保護協会の取り組みである「砂浜ムーブメント」と連携し、サンゲツのボランティア活動として2021年より海岸の清掃活動を実施しています。

名東自然倶楽部

2022年度より、愛知県名古屋市名東区にある猪高緑地の豊かな⾃然の保全を⾏っている団体「名東⾃然倶楽部」の活動に賛同し、⽵の伐採、遊歩道に⽵や⽊のチップを敷設するなどの活動に社員が参加しています。人⼿不⾜を課題とする同団体と、環境保全に貢献したい社員の受け皿となる活動を定期的に開催できる当社のニーズが合致したことから、2023年3⽉より団体会員に登録し、継続的な支援を実施しています。

NPO法人なごや東山の森づくりの会

NPO法人なごや東山の森づくりの会

名古屋市のNPO法人なごや東山の森づくりの会の活動に賛同しており、⾃然共生サイトである「なごや東山の森」にて同団体が定期的に主催する「森づくり活動」に参加しております。2023年度は、名古屋市天⽩区にある天⽩渓湿地の復元のため、かつて東海豪⾬で流れ込んだ土砂を取り除く作業などをしました。湿地の生き物が休眠状態になる冬には⽊々を刈り込み、⽇を⼊れ、土をかきまぜ空気を⼊れる必要があり、ササ刈りや常緑広葉樹の間伐を⾏いました。