トップメッセージ

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「変革」と「成長」の継承と、新たな「挑戦」

平素より当社グループに格別のご高配を賜り、心より御礼申しあげます。

この度、代表取締役 社長執行役員に就任しました近藤 康正でございます。2014年以降10年にわたって経営を担った安田 正介よりバトンを受け継ぐにあたり、私が果たすべき使命は、「変革」と「成長」の基本方針・戦略を継承するとともに、さらなる成長に向けた新たな「挑戦」を続け、当社グループ全体の企業価値を高めることであると考えています。

まずは、中期経営計画【BX 2025】の各施策を着実に実行し、スペースクリエーション企業への転換を進めていきます。そして、これまでに高めてきた当社グループ全体の資本・人の力を結集し、さらに大きく展開させていくことで、経済価値と社会価値の両面を創出し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指します。
現在進行中の中期経営計画【BX 2025】では、当該期間を“次の飛躍に備える3年間”と位置付けています。「変革」「成長」「挑戦」を成し遂げるための礎となる人的資本・デジタル資本の強化を抜本的に進め、強固な収益力と成長力を有するスペースクリエーション企業への転換を果たすべく、ソリューション機能を強化・拡充します。さらに、その先の展開としてスペースオペレーション事業の可能性を検討するとともに、業界再編、新たな事業の誕生等を見据え、新規事業への挑戦を視野に入れます。

ソリューション機能の強化に向けた具体的な施策としては、3セグメントにおいて以下を進めます。

  1. 安定的な収益基盤である国内インテリアセグメントにおいて、より戦略的な商品の強化・拡充に加え、空間デザイン提案・物流・施工といった各機能の高度化を行います。
  2. 「分野の拡大」として、国内エクステリアセグメントの地理的・規模的拡大と高度化を進め、インテリア、エクステリアの総合力を当社グループの強みとして強化します。
  3. 「地域の拡大」として、海外セグメントにおいて収益力を一段と高めるとともに、日本同様のスペースクリエーション事業モデルを念頭に、事業転換を図ってまいります。

このような、「変革」「成長」「挑戦」としての各施策を実行する上で、根源となるのは「人的資本」です。人材育成・強化のための投資を最優先し、社員の意欲・能力の向上、働きやすさ・風通しの良い職場環境の整備、幅広い分野で専門性を有するキャリア人材の採用拡大等を進めていきます。これらの多様な価値観を持った人材が、高い意欲を持って自らの能力をいかし、一つのベクトルに向かって邁進することこそが、企業価値向上に向けて最も大切なことと考えています。
その一環として、2024年3月に当社グループの新たな価値創造拠点として、東京日比谷に「PARCs  Sangetsu Group Creative Hub(以下PARCs)」を開設しました。PARCsは、当社グループのスペースクリエーションに関わるさまざまな機能を集約した新オフィスであり、自由な創造や多様な挑戦を育むとともに、パートナー企業をはじめ社外の方々との共創の場として、新たな事業の展開・拡大につなげていきます。また、「PARCs」においては、働く社員と来訪者さまの“ウェルビーイング”につながる取り組みを推進し、これらの施策をグループ全体に広げていきます。

株主および投資家の皆さまには、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。

株式会社サンゲツ 代表取締役 社長執行役員
近藤 康正

サンゲツグループの長期ビジョンおよび中期経営計画に関する詳細は、下記関連リンクよりご覧ください