知的資本

知的資本

知的資本に関する考え方

当社は、【DESIGN 2030】の達成に向けた基本戦略としてデザイン経営を掲げ、デザインによるブランド価値向上と事業転換を目指しており、この実現のために知的資本の強化に取り組んでいます。商品や空間創造に関わるアイデア、デザイン、ブランドなどを知的財産として戦略的に活用することで、持続的な競争優位性を確立し、新たな価値を創造します。
知的財産を事業成長の推進力とするため、知的財産に関する専門人材を置き部門横断的な活動を行っています。具体的には、商品開発の初期段階から知財情報を取り入れ、権利を多角的に組み合わせることで、ブランドやデザインを戦略的に活用しています。また、知的財産をいかしたプロモーションや知財情報をもとにした他社分析を通じて、顧客ニーズや競合他社の動向分析、仕入先の技術力評価、M&A候補の探索などにもつなげており、多岐に渡る知的財産の活用を積極的に進めています。

知的資本に関する考え方

取り組み

当社が保有する知的財産権は、2025年3月末時点で特許権12件、実用新案権1件、意匠権184件、商標権263件です。特許の権利化については、2024年より、事業の自由度を拡大し競争力を高めるべく、社内のアイデア発掘に積極的に取り組んでいます。意匠については従前は見本帳掲載商品を中心に権利取得を進めてきましたが、近年は空間デザインの権利取得をも推進し、独自性の高いデザインの競合他社による模倣抑止に加えて、汎用性があるデザインにおいても差別化を図っています。また、物件向けデザインの権利取得を増やすことで、当社のデザイン提案力向上にも寄与しています。取得した知的財産を単なる権利として捉えるだけでなく、販売活動やプロモーション活動での活用も含めて事業活動のあらゆるフェーズで有機的に連携させ、事業の成長や新たなビジネスチャンスの創出に繋げていきます。このように、事業に知的財産を活かす機運をさらに高めるべく、社員への知的財産に関する教育や啓発も積極的に行っています。

物流における知的財産

2024年11月に特許取得した”Vパレ“の構造は内装業界における物流の課題解決のために発明したパレットです。 内装業界での商品運送においては、物流2024年問題に加え、手作業で商品を1本ずつトラックに積み込む「バラ積み」、同じく手作業で降ろす「バラ降ろし」も課題となっています。その対策の一環として当社が導入したユニットロードシステムは、 フォークリフトで商品をパレットごとトラックへの積み降ろしを行う仕組みです。同システムのコア技術である回転式パレット”Vパ レ”の構造について特許取得し、システムの運用を知財面でも 支えています。

物流における知的財産

見本帳における知的財産

当社では見本帳に関する知的財産の取得にも注力しています。2024年に権利取得した見本帳の製本仕様に関する特許は、壁紙の実物サンプル、巾木のサンプル、これらを組み合わせたお部屋のコーディネート写真とサンプルの3つが見開きで一度に確認でき、お客さまのより良い商品選びに役立てていただくことを特長としています。また、この見本帳の製本仕様は意匠権でも保護しており、知財ミックスを活用した権利強化にも取り組んでいます。

見本帳における知的財産

壁紙実物サンプル、お部屋別コーディネート集、
巾木を見開きで確認できる業界初の見本帳仕様(特許 第7470833号)