
当社は、コンプライアンスを、企業としての絶対的命題と位置付け、重要な経営方針の一つとしてサンゲツグループ全体での強化を図っています。当社では、「サンゲツグループ企業倫理憲章」および「サンゲツグループコンプライアンス行動規範」を、トップメッセージとともに「Corporate Philosophy Handbook」として配布し、全従業員が高い倫理観を持って誠実に行動するための指針としています。また、重要法令管理制度を整備して四半期毎の遵法状況の確認を行うとともに、コンプライアンスサーベイにより従業員の意識や社内風土など広く意見聴取を行い、改善活動につなげています。
これらの活動状況は、半年に一度取締役会で報告され、経営層はコンプライアンスの状況を把握し、コンプライアンス意識のさらなる向上につなげています。
当社では、社長を最高責任者とするコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンス推進に関する重要課題を審議しています。
当委員会は、四半期に1回開催しており、年間のコンプライアンス・プログラム策定や、進捗確認、見直し指示、その他コンプライアンス推進に関する重要課題を審議しています。
尚、具体的な検討テーマとしては、ハラスメント、腐敗・贈収賄防止、労務管理、独占禁止法、不適切会計防止などをはじめとして、各種法令を扱い、社内外の動向や法令・テーマの重要性を鑑み、必要に応じて見直しを実施しています。
当社の業務に関連する重要法令を洗い出し、主管部署と関連部署を設定するとともに、特に重要な法令を重要管理法令としています。2024年度の目標を、重要管理法令違反件数0件と設定し、結果は0件でした。
法令違反が発生した際、主管部署は指定の書式で速やかに担当執行役員および法務課に報告をし、四半期終了時には、法務課から各部署責任者に対して、報告が漏れている事案がないかを確認しています。
当社は、コンプライアンスに関する問題やリスクの早期発見・是正を目的にヘルプラインを設置し、コンプライアンス体制の充実を図っています。
当社のヘルプラインは、監査等委員への通報を含めた社内の通報窓口だけでなく、外部弁護士に通報できる社外窓口も設置しており、電話やメールでの通報を受け付けています。いずれも匿名通報が選択でき、プライバシー保護の徹底と、通報者への差別的処遇等の報復行為を禁止しています。サンゲツと国内グループ会社で勤務する全社員(正社員、契約社員、嘱託社員、パート・アルバイト、派遣社員およびこれら社員の中で1年以内の退職者を含む)・役員が利用でき、社内イントラサイトや「Corporate Philosophy Handbook」で周知をしています。ヘルプラインでは、法令および社内規定等の違反を対象としており、通報があったものは全件調査し、その結果に応じて是正措置等を講じます。
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2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
2024年度 |
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コンプライアンス窓口 |
4件 |
1件 |
4件 |
2件 |
3件 |
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ハラスメント窓口 |
7件 |
4件 |
2件 |
9件 |
11件 |
2024年度はヘルプライン通報では重大な法令違反はありませんでした。 通報があったものは全案件について調査します。
※匿名通報者からの通報で、詳細な情報提供がないものは除く
当社グループは、「サンゲツグループ企業倫理憲章」及び「サンゲツグループコンプライアンス行動規範」に基づき、全ての法令や国際ルールを遵守し、贈収賄を含むいかなる腐敗行為を厳格に禁止しています。
腐敗防止に関する取り組みとしては、腐敗防止を管理すべき重要法令に掲げ、社会的良識に根ざした公正な事業活動を推進するための体制整備および意識向上に継続的に取り組んでいます。具体的には、日々の法務的な相談案件やESGの取り組みを通して、社内啓発を推進し、2024年度から実施している海外グループ会社各社を訪問する「海外キャラバン」を通じて、重要法令管理の視点から公務員との接触や贈賄などの腐敗リスクが生じうる取引状況のヒアリングや意見交換を行い、該当拠点の全社員向けコンプライアンス研修において腐敗防止テーマを扱うなど、多角的な取組みを行っています。
贈収賄禁止の具体的なルールとしては、「サンゲツグループコンプライアンス行動規範」に基づき、「贈収賄等防止規定」を制定しており、組織的に贈収賄防止に取り組む体制を整備しています。また、社会通念上不適切な利益提供が行われないよう、「接待に関する規定」を制定し、贈収賄の防止に努めています。
会社方針に基づき策定されたコンプライアンス計画に基づき、法令ベースと実務ベースの両軸の教育プログラムを実施しており、サンゲツグループ全体でのコンプライアンス意識と知識の向上を図っています。教育プログラムは、「重要法令管理制度」と連動させることで、意識や知識を実務にいかして継続的改善を行うPDCAサイクルを回し、コンプライアンスの実践・徹底につなげています。
また、コンプライアンスが徹底された健全な組織体制を目指し、企業倫理についてまとめた「Corporate Philosophy Handbook」の配付や、当社事業に関連する法令の新規・改正情報を、全社員を対象に定期的に発信しています。
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テーマ |
研修内容 |
参加人数 |
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法令遵守 |
デザイン提案に関する知財教育 |
35名 |
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有期雇用社員に関する研修 |
約90名 |
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空間総合事業に関する教育 |
296名 |
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海外グループ会社向けコンプライアンス研修 |
コンプライアンス研修(シンガポール) |
約200名 |
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コンプライアンス研修(タイ) |
約50名 |
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コンプライアンス研修(中国) |
約30名 |
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階層別研修 |
キャリア研修 |
37名 |
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新入社員研修 |
63名 |
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新任管理職向け研修 |
22名 |

コンプライアンスの遵守を含む企業倫理についてまとめた冊子を、グループ会社の全社員に展開しています。社員が繰り返し確認することで、業務における指針となることを目指しています。
コンプライアンス強化のため、2024年度からは国内グループ会社に加え、海外グループ会社とも連携を強化しています。法務部が現地と直接かつ円滑にコミュニケーションを図り、意見交換・ヒアリングを実施してリスクや課題を抽出し、それらの解決を支援しています。
また、「サンゲツグループ企業倫理憲章」および「サンゲツグループコンプライアンス行動規範」の浸透のため、教育研修の実施や現地の状況を踏まえた議論を行っています。当社がグループ全体で注力する贈収賄や競争法をはじめとする重要テーマに加え、各国ごとの重要トピックに関連するコンプライアンス体制の確立について、ともに取り組むべく対応を進めています。
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