価値創造プロセス

価値創造プロセス

サンゲツグループは、長期ビジョン【DESIGN 2030】、中期経営計画【BX 2025】において、市場のニーズ、社会課題を踏まえて4つの機能を核とするソリューション提案力を強化し、「スペースクリエーション企業」への転換を進めています。さらに、新規事業、次世代事業の探索・創出に挑戦することで、さらなる価値の実現を目指します。

価値創造プロセスの体系図

経営資本

  1. 人的資本

    持続的な企業価値向上に向けた最重要施策として「人的資本の強化」を掲げており、一人ひとりの成長意欲を土台に、”個の力”と”組織の力”を高めて双方の成長を実現します。

    • 連結従業員数:3,001名(うち海外 967名)
    • 営業人員:約1,200名
    • スペースデザイン人材(空間設計・企画):105名
    • 商品デザイン人材:90名
    • 1級、2級建築士:40名
    • 施工管理技士:112名
    • 物流人材:約1,000名(うち委託先作業員 約490名)
  2. デジタル資本

    サプライチェーンにおける多様な情報をデータ化して正確に把握し、事業の効率化やサービスの拡大など付加価値の向上に繋げます。

    • 受注データ:10万点/日
    • 情報システム人材:31名
    • デジタル活用人材:169名

    ※単体での集計

  3. 知的資本

    デザイン経営によるブランド価値向上と事業転換を目指し、知的財産の戦略的活用により持続的な競争優位性と新たな価値創造を実現します。

    • 知的財産権(特許権・意匠権・商標権)登録累計:460件(前期比 12.1%増)
    • 商品点数:約12,000点
    • 見本帳:約30種類

    ※単体での集計

  4. 財務資本

    成長投資と資本効率のバランスを踏まえた適切な資金配分により収益拡大を目指します。

    • 中期経営計画【BX 2025】期間中の営業CF:470〜510億円
    • 中期経営計画【BX 2025】期間中の成長投資:200〜250億円
    • 中期経営計画【BX 2025】期間中の株主還元:250〜350億円
  5. 社会・関係資本

    さまざまなステークホルダーとの関係を通じた積極的な取り組みの強化・向上により、共に持続的な成長を図ります。

    サプライヤー

    • インテリア事業仕入先:270社
    • エクステリア事業仕入先:150社

    顧客

    • 直接販売先:6,000社
    • 関連取引先:20万社以上
    • 海外販売先:44カ国
  6. 製造資本

    安定供給を強みとして活用すべく、製造資本の強化による生産性向上や環境負荷低減、物流設備や配送網の体制拡充を図ります。

    製造

    • クレアネイト(国内の大手壁紙メーカー)
    • Koroseal(米国の老舗壁紙メーカー)

    物流

    • 在庫、加工、出荷拠点(国内):10拠点
  7. 自然資本

    自然資本の保全および回復は事業活動を推進するうえで非常に重要な課題であり、企業の責務として持続可能な社会の実現に貢献します。

    • GHG排出量(Scope1&2):23,629t-CO2e(2021年度比 22.5%削減)
    • 見本帳リサイクル冊数:約5.5万冊
    • 再生可能エネルギー使用率:39%

成長のドライバー

成長のドライバー 成長のドライバー

社会の変化がスピードを増し、ニーズや価値観が多様化、複雑化する中、お客さまや市場が抱える課題、困りごとも多様化しています。これらを多角的に捉え、デザイン・商品・物流・施工という4つの機能を核として組み合わせることで、ワンストップでの質の高いソリューションを提供するビジネスモデルへの転換を進めています。市場ニーズと社会課題の解決に真摯に向き合い、「空間」を通じた新たな価値創造を目指して挑戦を続けていきます。

  • それぞれの市場に最適なコンセプトに基づく魅力的な 空間デザイン提案機能
  • 高度な企画・開発・調達力を持ち、広範囲な商品を提案する スペース材料提供機能
  • 品切れなく広域に即時配送を可能とする 在庫・配送・物流機能
  • さまざまな事業、人的関係、企業連携を通じての規模と総合性・機動性のある 施工機能

ビジネスモデルの変革

ビジネスモデルの変革 ビジネスモデルの変革

中核事業の深化と変革

デザイン・商品・物流・施工機能に裏付けられた、トータルインテリアビジネスにおけるサンゲツブランドとしての安心感と信頼をさらに深化させ、空間総合事業を含む事業規模の拡大を図ります。
また、国内インテリア事業で成功・確立したビジネスモデルを国内エクステリア事業・海外事業にも横展開し、安定した収益基盤を構築するとともに、各事業のシナジーによる高い収益力の維持・拡大を目指します。

新規事業の探索と創出

環境変化のスピードが非常に速い現代においては、既存事業の発展に向けた投資のみならず、継続的な事業ポートフォリオの変革が必要です。当社グループの成長が見込まれる市場において、強みをいかしたビジネスモデルを構築し、新たな事業の探索を進めています。