社会課題解決に向けた継続支援

社会課題解決に向けた継続支援

継続支援に対する考え方

サンゲツグループでは、「すべての人と共に、やすらぎと希望にみちた空間を創造する。」ことをPurposeとし、誰もが明日の夢を語れる世界を実現するためさまざまな取り組みを行っています。その一環として、自社の商材を活用した児童養護施設のリフォーム支援を行い、子ども達の生活空間の改善に取り組んできました。
しかし、社会課題の解決には生活空間の改善だけでなく、格差の影響を受ける方々へのさらなる支援が必要であると捉え、専門的な知識や経験を持ち、幅広い地域で活動する団体へ支援を行っていきます。
支援団体の選定にあたっては社員から意見を募り検討を重ね支援先を決定しました。
社会課題解決のためには、長期的に活動に取り組むことが必要であるため、当社は各団体へ継続的に支援を行い、各団体の課題解決への取り組みに対し継続的に支援していきます。

支援先団体

認定NPO法人ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン

同法人は、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指し、世界70 カ国以上で住まいの問題に取り組む国際NGO「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」の日本法人です。アジア太平洋地域における住居支援を行うとともに、日本から海外支援地へのボランティア派遣等を行っています。国内においては、経済的に困窮する方や高齢者などの住宅確保要配慮者に対して入居支援や居室内の環境改善をサポートするほか、児童養護施設や母子シェルターなどの施設修繕支援を行っています。

当社は、従来より行っている児童養護施設への内装リフォーム支援との親和性や、人々の住まう「空間」を通じた社会課題解決に向けた取り組みに賛同し、支援を決定しました。資金面のほか、国内の施設修繕での内装材の提供や、当社社員のボランティア活動参加、海外における住宅提供支援といった活動への参画を検討していきます。

 

フィリピン、バレンズエラ市で建築を進める
低所得世帯向けの「ソーシャライズドハウジング」

NPO法人愛知こどもホスピスプロジェクト

「こどもホスピス」は、生命を脅かされる病気や障がいのある子どもとその家族が、終末期だけではなく発病時から安心して楽しい時間を過ごし、気持ちを分かち合うための場所を提供する事業です。国内では、まだ数少ない施設ですが、同法人は愛知県初・東海地方初のこどもホスピス設立に向けて、小児緩和ケアに関する調査・研究・普及啓発活動や人材育成を行っています。

当社は、同法人の理念に共感するとともに、こどもホスピスという「空間」の必要性に賛同し、こどもホスピス立ち上げにおける資金援助や、当社所有の不動産貸し出しとその修繕を含めた支援を行います。同法人の理念である「存分に生きるを、一緒に。」を叶えられる空間を共に創造し、当社が目指す「スペースクリエーション企業」ならではの支援を行います。

 

イベント「星空プロジェクト」
ドーム内のプラネタリウムで、星空を見て楽しみました

一般財団法人みらいこども財団

一般財団法人 みらいこども財団は、虐待などのため親元を離れて、児童養護施設で暮らす子どもたちを支援しています。児童養護施設への訪問ボランティアのほか、生活に必要な物品の寄付や、施設を卒業した子どもへのサポートを行っています。また、支援を受ける子どもたちだけでなく、ボランティアクルーの“心の成長” を重視している点も同法人の特徴です。

当社は、同法人の“心の支援” を重視する姿勢に共感し、「支援する人と支援される人が、共に成長できる支援」に向けて協働します。当社が従来より行っている児童養護施設のリフォーム支援においても「空間リフォーム」というハード面の提供にとどまらず、子どもたちの“心の支援” への参画といった、さらに一歩先の支援を進めたいと考えています。

大阪支部ボランティアクルーの皆さま

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

「多様な学びを すべての子どもに」をミッションとして、家庭の経済状況等にかかわらず、子どもたちを多様な学びの機会によって包括できる社会を目指す団体です。学校外での学習塾や習い事等で利用可能な「スタディクーポン」の提供を通じ、子どもが自由に学べる環境を推進しています。

当社は、これからの未来をつくっていく子どもたちに対して、格差のない学びの機会を提供する同法人の活動に賛同し、継続支援をいたします。

スタディクーポンの仕組み