
気候変動を中心とする環境問題への対応がグローバルな課題となる中、顧客・消費者も商品選択の軸に環境を据える流れが顕著になってきています。当社が属する建設市場においても例外ではなく、環境対応への取り組みとして、建設後の運用だけでなく、設計段階からのCO2削減や再生材利用を重視した商品選定が行われています。このような顧客のニーズに応えるため、低環境負荷商品の開発・販売に取り組むとともに、当社商品の環境側面を分かりやすく伝えるため、新たに自社基準環境ラベルの策定を進めています。さらに、CASBEEやLEEDといった環境性能評価制度の加点対象商品を拡充することで、環境への取り組みを強化したいお客さまの課題解決をサポートしています。

省資源
商品製造時および使用時における省資源を実現します。

省エネ
インテリアにおいては、主に窓や床面などからの熱損失を軽減することが、省エネにつながります。

ロングライフ
商品の寿命を長くすることで、施工から貼り替えまでのサイクルを長くし、ライフサイクルで考えた場合の環境負荷低減を実現します。
| 商品名 | 省資源 | 省エネ | ロングライフ | |
| 床材 | カーペットタイル「Double Eco + Wellness」 | |||
|---|---|---|---|---|
| 原着ナイロンカーペットタイル | ||||
| フロアタイル2.5㎜厚 | ||||
| 「キラリタ」 | ||||
| ワックスフリーコーティング 複層シート/ 永久ワックスフリー 単層シート |
||||
| 壁装材 | 「メグリウォール」 | |||
| 「バイオクロス」 | ||||
| 「エコリフレクト」 | ||||
| フィルム汚れ防止壁紙 バリアタイプ/スーパー耐久性 | ||||
| ガラスフィルム | 透明遮熱フィルム/低放射ガラスフィルム | |||
| リサイクルPETフィルム「クリエイシア 90」 | ||||
| ファブリック | 省エネ多機能カーテン「エコファンク」 | |||
| 遮熱機能付きレースカーテン/遮熱機能付きロールスクリーン | ||||
| カーテン「リイト」/椅子生地「ナイスト」 | ||||
| 椅子生地「トランぺ」/「アクアクリーン」 |
※主要商品の抜粋です
| 名称 | ロゴマーク | 内容 | 対象商品 |
| エコマーク認定商品 |
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エコマークは、第三者機関である公益財団法人 日本環境協会の認定により付与される環境マークであり、環境ラベル表示のタイプIとして運営されています。 商品の「生産」から「廃棄」までのライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品に付けられます。 |
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| グリーン購入法適応商品 |
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「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」により、一定基準を満たした低環境負荷商品に対しては、「グリーン購入法適応商品」とすることができます。 |
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| GREEN LABEL PLUS (グリーンラベルプラス) |
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米国カーペット・ラグ協会(CRI : The Carpet and Rug Institute)による認証プログラムであり、ホルムアルデヒドなど13種類の揮発性物質等の放散量について厳格な基準を定め、この基準をクリアした製品に対して与えられます。 |
全ナイロン製カーペットタイル |
| エコリーフ環境ラベル |
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エコリーフ環境ラベルは資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品の全ライフサイクルにわたって、LCA(ライフサイクルアセスメント)による定量的な環境情報を開示する環境ラベルです。 |
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CASBEEは、建物を環境性能で評価し、格付けする手法です。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価します。
CASBEEによる評価では「Sランク(素晴らしい)」から、「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」「Cランク(劣る)」という5段階の格付けが与えられます。
CASBEEは、国土交通省の支援のもと産官学共同プロジェクトとして設置された研究委員会において開発されたものであり、①建築物のライフサイクルを通じた評価ができること、②「建築物の環境品質(Q)」と「建築物の環境負荷(L)」の両側面から評価すること、③「環境効率」の考え方を用いて新たに開発された評価指標「BEE(建築物の環境効率、Built Environment Efficiency)」で評価すること、という3つの理念に基づいて開発されています。


LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)は、環境に配慮した建物やエリア開発などに与えられる、第三者認証による格付けシステムであり、米国グリーンビルディング協会により開発・運営されています。1998年に新築建築物の評価を対象とした最初の評価ツールが発表されて以降、現在(LEED v4)では評価対象ごとに5つの認証システムが構築されています。また、LEEDのクレジット(評価項目)は、LEED-BD+Cの場合には7つの評価カテゴリー、55項目に対して評価し、合計ポイントに応じて評価ランクが決定します。
※認証ランク 40p~49p/Certified (標準認証)、50p~59p/Silver、60p~79p/Gold、80p~/Platinumの4種類
| 評価システム | 評価対象 | |
| BD+C |
建築設計 |
新築または大規模改修 |
|---|---|---|
|
テナントビルのオーナー工事 |
||
|
学校、小売、データセンター、倉庫、流通センター、宿泊施設、病院 |
||
| ID+C |
インテリア設計 |
商業エリア、小売、宿泊施設 |
| HOMES |
住宅 |
住宅 |
| O+M |
既存ビル運用 |
既存ビル、小売、学校、宿泊施設、データセンター、倉庫、流通センター |
| ND |
近隣開発 |
新規の土地開発および再開発 |
| 評価カテゴリー | 評価項目※ | 必須項目※ |
| Location & Transportation (立地と交通) |
8項目(16p) |
なし |
|---|---|---|
| Sustainable Site (敷地選定) |
7項目(10p) |
1項目 |
| Water Efficiency (水の利用) |
7項目(11p) |
3項目 |
| Energy & Atmosphere (エネルギーと大気) |
11項目(33p) |
4項目 |
| Materials & Resources (材料と資源) |
7項目(13p) |
2項目 |
| Indoor Environmental Quality (室内環境) |
11項目(16p) |
2項目 |
| Innovation (革新性) |
2項目(6p) |
なし |
| Regional Priority (地域別重み付け) |
1項目(4p) |
なし |
| 合計 ※Integrative Process 1項目含む |
55項目(110p) |
12項目 |
※BD+Cの場合

使用する建築材料について、床材においては、リサイクル材料の使用やVOC(揮発性有機化合物)放散量が評価項目とされており、その基準をクリアしたことを示す認証を受けた材料について、ポイントの獲得に寄与することができます。
※この認証商品を採用することで、上記クレジットの「Indoor Environmental Quality(室内環境)」の項目でポイントの獲得に寄与します。

環境情報を開示し、エコリーフにて認証を受けた材料について、ポイントの獲得に寄与することができます。
※この認証商品を採用することで、上記クレジットの「Materias & Resources(材料と資源)」の項目でポイントの獲得に寄与します。
当社グループは、各商品エレメントにおいて、省資源・省エネ・ロングライフを軸とした様々な低環境負荷商品を取り揃えています。
詳細は、「低環境負荷商品という選択」をご覧ください。
車両のクッション材に使用される樹脂の端材を使用した壁紙や、お米を脱穀した際に出る籾殻を原料とした壁紙です。リサイクル材を使用することで、ライフサイクルにおけるCO2排出量を削減します。
車両のクッション材に使用される樹脂の端材を壁紙の表面材として再利用。裏紙にもリサイクル材を使用した、環境に配慮した壁紙です。
お米を脱穀した際に出る籾殻を細かく砕いて再利用した、地球にも人にもやさしい自然素材の壁紙です。
ヒノキを加工する際に出た端材を粉砕し壁紙の表面材として再利用。
廃棄されるはずの材料を使用した、地球にやさしい壁紙です。



※上記数値はメグリウォールの代表商品と一般的なビニル壁紙とを比較して削減率を算出しています。
※上記数値は算定値であり、保証値ではありません。
植物由来の原材料を使用したサステイナブルな壁紙であり、一般的な石油由来の可塑剤を使用しないため、天然資源の節約に貢献します。また、環境負荷の少ない非フッ素系の撥水剤の使用やフタル酸フリー※を特徴としており、「自然との共生」をマテリアリティとして掲げる当社を代表する商品の一つとなっています。
※工程上、製造設備への付着等により、製品重量比で0.5%未満の混入は発生いたします。

持続的な森林資源やその他リスクの低い由来からの原材料でつくられた低環境負荷商品です。
調達面での環境負荷低減を目指し、塩ビ壁紙の裏打紙に FSC®認証紙を採用しました。
当認証の取得について、塩ビ壁紙では国内初となります。
※FSC®認証とは、Forest Stewardship Council®が運営する国際的な森林認証制度で、適切な森林管理と、森林から得られた木材や木材製品が、違法伐採などから得られたものではないことを認証するものです。

表面のパイルと裏面のバッキング材にダブルでエコ素材を使用することで環境負荷の低減に貢献する商品です。
パイルには、漁網やカーペット廃材などをリサイクルした100%リサイクル糸「エコニール(R)」を採用し、裏面のバッキング材には、使用済カーペットタイルの廃材を再利用した「リサイクルバッキング」を用いることで、最⼤約47%の再生材比率を実現しています。
※当社後染従来品との⽐較による

1995年から省資源化やCO2排出量削減を目的に、全厚3ミリを2.5ミリへ変更しました。
単に薄くするだけでなく、表面クリア層を0.3ミリに設計することで、従来の耐久性は維持しながら環境負荷を軽減しました。2013年には、フロアタイルで初めてカーボンフットプリントマークを取得しました。一般的な全厚3ミリのタイルに比べ、製品の原材料調達から製造、物流、廃棄に至るまでのライフサイクルで1㎡あたりのCO₂排出量を1.2kg削減しています(CO2排出量約13%削減)。
※カーボンフットプリント:経済産業省および関連省庁の推進する仕組みで、ライフサイクル全体で排出される温室効果ガスの排出量をCO₂量に換算し、マークなどを使って分かりやすく表示するものです。
同条件で生産した3.0mm厚フロアタイルと
2.5mm厚フロアタイルの
CO2排出量の比較と削減率※1
サンゲツの2.5mm厚フロアタイルは原材料に約45%リサイクル材を配合しています。※2
※1 2.5mm厚・3.0mm厚いずれも同条件でデータを取得し、⾃社算定ルールに基づき原材料調達段階、生産段階、建設段階、廃棄リサイクル段階を対象としたLCA(ライフサイクルアセスメント)を実施し、定量化されたCO₂排出量から削減量と削減率を算出しています。
※2 2.5mm厚フロアタイルの年間出荷量から加重平均値を算出しています。
当社は、世界最大規模のカーペットメーカーであるShawContractの日本における正規代理店として、2025年より、同社商品の取り扱いを開始しました。サステイナブルで洗練されたデザインと高いクオリティが同社商品の特長であり、EcoSolution Q100とEcoWorx®を組み合わせたカーペットタイル商品は、脱炭素と資源循環に貢献しています。
EcoSolution Q100は、100%リサイクル素材からつくられた高性能なナイロン繊維であり、環境への配慮をしています。
EcoWorx®は、PVCを一切使用していないバッキングです。
単層ビニル床シートは、たいへん粒子の細かい塩ビ樹脂、鉱物などを原料とした緻密な単層構造により、表面の凹凸が少なく、汚れや薬品が入り込みにくい商品です。日常メンテナンスでは、表面のふき取りのみで汚れが除去できます。
歩行などの摩耗により表面に傷が生じた場合でも、自動床洗浄機により汚れを落としつつ表面を磨くことにより、防汚機能を再生できるため、製品寿命を通じて永久ワックスフリーを実現した環境負荷の小さい商品です。

ワックス不要、メンテナンスが容易で、廃液(汚水、ワックス、剥離剤)を最小限化します。また、ワックス塗布・剥離のための電力消費を抑えることができます。
メンテナンスが容易で廃液(汚水・剥離剤等)を最小限にします。床材の長寿命化により余分な廃材も出しません。また、再生塩ビ樹脂系材料を25%以上(製品重量比)使用したグリーン購入法適応商品です。
消毒液に含まれるアルコールや次亜塩素酸に対する耐久性があります。病院などでしばしば見られる、薬品による床の変色を防ぐことができます。また耐動荷重性に優れ、ストレッチャーや配膳車などが走行する場所でも破損や膨れが生じにくい特長があります。
Re巾木は材料の一部に壁紙のリサイクル材を使用しています。


※画像はイメージです
冬の室内の暖気を窓から逃がさず、室内の暖かさを保ち、年間を通じて省エネ効果が期待できます。

脱炭素・循環型社会の実現に向けた、ペットボトル由来の透明ガラスフィルムです。

1㎡あたり2.8本相当のリサイクルされたペットボトル※1を使用しています。
※1 ペットボトルサイズ500ml 約20g/本として算出

一般的な透明飛散防止フィルム※2と比較して、製造過程のCO₂排出量を10%削減することができました。
※2 石油由来100%のPET材料を使用した透明飛散防止フィルム
一般ドレープと比較し、遮熱(断熱)効果の高いドレープに表示しています。
日射熱による室内温度の上昇を抑制することで、冷房効率が上がり、相対的省エネ効果があります。
断熱効果率(%)=
(空試験の最大上昇温度 ー 試験片試験の最大上昇温度)/空試験の最大上昇温度×100
※上昇温度とは、初期温度から上がった温度の量を示す。(初期:0℃)

断熱効果率(試験槽内)一覧

※試験結果は測定値であり、保証値ではありません。
一般レースと比較し、遮熱効果の高いレースに表示しています。
日射熱による室内温度の上昇を抑制することで、冷房効率が上がり、相対的省エネ効果があります。
試験方法:遮熱性試験(JIS L 1951)またはカケンレフランプ試験(インテリア法)※2種併用
試験片条件:遮光率が99.4%未満(採光率0.6%以上)の生地であること
判定基準:遮熱率25%以上(小数点第1位四捨五入)
一般レースと比較し、保温効果の高いレースに表示しています。
室内の熱を逃がしにくく室内温度の低下を抑制することで、暖房効率が上がり、相対的省エネ効果があります。

試験結果(10分間毎の下降温度変化)

※試験結果は測定値であり、保証値ではありません。
廃番となった未使用の自社カーテン生地を粉砕・紡績して出来た反毛糸を生地の一部に使用したカーテンを新たに開発しました。この商品を通じて、水平リサイクルを促進し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献していきます。


再生PET繊維を50~100%使用した商品です。
使用済みのペットボトルを再利用した製品の開発・販売を通じて、廃棄物発生の削減に貢献します。


特殊な繊維加工により、「水」で日常生活での汚れの多くを取り除くことができます。また、環境に配慮し、人体に有害な物質が含まれず安全であることを証明するエコテックス®スタンダード100を取得しています。

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