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サンゲツ
Project Report
新日鉄興和不動産株式会社/株式会社日本設計

※本ページの掲載情報は取材当時(2018年7月)のものです。

赤坂の新ランドマークをより印象的にした上質なデザインのカーペットタイル

高品質オフィスビルの開発を中心とした大規模都市開発「インターシティ」シリーズの新プロジェクトとして、赤坂・虎ノ門エリアにオープンした、オフィス・コンファレンス・商業・医療・住宅の顔を併せ持つ複合型施設。先進性を追求した上質なビルでありながら、約5,000m2もの広大なエリアの豊かな緑地環境を確保した新たな都会のオアシスです。
この度、この新しいランドマークのオフィスエリアの床材として、サンゲツのカーペットタイルが採用されました。
国際色豊かな赤坂のハイグレードビルにふさわしいカーペットタイルとして、求められた要素とは…
商品の採用に至った経緯とポイントを、新日鉄興和不動産株式会社様、そして設計デザインを手掛けられた株式会社日本設計様に伺いました。

カーペットタイルに求めたものは?

上質で緑豊かな都会のオアシスを赤坂の地に

新日鉄興和不動産株式会社
事業開発本部 技術管理部
建築グループ
グループリーダー 
松尾 裕勝 様

赤坂・虎ノ門エリアは、周辺には官公庁が近接するほか、大型複合施設や知名度の高い病院やホテル、世界各国の大使館が集まる国際色豊かな場所です。その中に約5,000m2の緑豊かなオープンスペースを創出し、溜池山王駅出口から虎ノ門ヒルズまで続く約850メートルの赤坂・虎ノ門緑道の西側の起点でもあるのが赤坂インターシティAIR。緑化をキーワードとして、地元の方々やオフィスワーカー、そして訪れる方々の憩いの空間となることを目指しています。同時にセキュリティや防災、オフィスデザインに至るまで、先進性のあるスペックを備えたハイクオリティな品質にこだわりました。

上質なオフィス空間を印象付けるカーペットタイルの重要性

床は、空間イメージの第一印象を決める重要な要素です。天井や壁とのバランスも大切ですが、まず目に飛び込んでくるのは、床のデザイン。しかし一般的にオフィスフロアの床は、無難なグレー単色のものが多いのが現状です。今回は上質な空間を彩るカーペットタイルのデザインにこだわりたいと考えました。
結果として、黒をベースにシルバーとシャンパンゴールドの糸をミックスしたサンゲツのカーペットタイルNT「NT-700シリーズ ミスティⅡ」のダイナミックな流し貼りが、天井の白やカーテンウォールの黒とトータル的にバランス良くまとまり、上質なしつらえに仕上がったと思います。さらに標準品のため比較的コストも抑えられ、今回のように大面積(1フロア約780坪)で採用する際にメリットを感じました。また、注目度が高いエレベーターホールには緑の木陰をイメージした商品カーペットタイルDT「Voice of Tree」を採用したことで、コンセプトを利かせつつアクセントのあるデザインになりました。

オフィスフロアのデザインはバランスが大切で、今回のオフィスデザインは、高品質な商品が絶妙なバランスを実現してくれました。

社内の別部門、また入居テナント様からもカーペットタイルの品番についてお問い合わせをいただくほど、非常に好評です。光栄なことに、2018年夏には、当施設のテナントオフィス2件が日経ニューオフィス賞2018(全16件受賞のうち)を受賞しました。

オフィスフロア カーペットタイルNT「NT-700シリーズ ミスティⅡ」 オフィスフロア カーペットタイルNT「NT-700シリーズ ミスティⅡ」
*商品名など採用当時の情報です。

なぜサンゲツ商品を採用したのか?

上質なデザインだけでなく、コストや利便性などの観点も含め提案

株式会社日本設計 
建築設計群
チーフ・アーキテクト
真崎 英嗣 様

赤坂インターシティAIRでは、施設配置計画の段階から、建築だけでなく周辺の施設や自然環境に対する配慮も視野に入れ、バランスを重視しました。デザイン選定においても、スペースごとにベストな選定ポイントは異なり、バランスの良いデザイン・商品を決めていく必要がありました。また常に心掛けているのは、コストを考慮しながらいかに上質な雰囲気を出すかということです。例えばオフィスのテナントフロアは、広範囲であるため、スケールメリットを活かし、特注品として性能やデザインを向上させる考え方もあります。

一方でテナントによる内装変更等で貼り替えなどの調達頻度が高くなるスペースでもあり、特注品では再調達が難しく、ベースビルとしてのグレードが保ち難くなります。その点、利便性の高い標準品から高品質なものをセレクトすれば、コストアップや調達のリスクも少なく、最良の策と考えています。そういったこともふまえ、オフィスの内装デザインを検討しました。

最先端ビルのグレードにマッチしたのは、サンゲツのカーペットタイル

テナント入居前のオフィスフロアは均質な大空間なのでカーペットタイルの色調はダークな方が空間がしまります。ただ、それだけを見ていると、天井もその色をひろうため、全体として暗い印象になることがあります。ダークなベース色にブライト系が混入されているカーペットタイルは、そのあたりを両立できる商材の一つと考えています。

今回の採用箇所で言うと、オフィスフロアにはブライト糸が使われているミックス感のあるカーペットタイルNT「NT-700シリーズ ミスティⅡ」を採用しました。オフィスフロアの第一印象を左右するため、貼り方もリーシングチームや施工者と現物サンプルで検討しました。市松貼りと流し貼りなどを試した結果、決定したのが流し貼りでした。とても風合いが良いものになったと思っています。

オフィスフロアのエレベーターホールなど共有部はホテルライクをコンセプトにしています。と言っても、総木目調というものではなく、基本的にはシンプルなものとし、アクセントで質感の高いものを入れることで全体としての質感を高めるという考えです。

廊下やEVホールは無地のカーペットタイルNT「NT-200」をベースにしています。その中でEVホールのアクセントとして採用したのが、カーペットタイルDT「Voice of Tree」(以下 Voice of Tree)です。これは、ビルのコンセプトとマッチするデザインから、最初から本プロジェクトにぴったりの商品として印象的でした。

テナントの玄関口は石畳を想起させる抽象柄のカーペットタイルNT「NT-250ecoシリーズ モノグラム」を使っています。これらの選択のポイントは、グレードや質感の異なるものでありながら、同系色に近いラインアップがあり、統一感を持たせることができた点にあります。

2Fのオフィスラウンジには「Voice of Tree」の特注色を採用しています。このスペースは豊かな緑を一望できる絶好の寛ぎスポットで、諸外国の方を含め多くの方々が利用されます。そのため、この場所だけは他には無い、特別なものを使いたい、という強い思いがありました。

そこで、さまざまなサンプルを取り寄せ検討した結果、やはり柄の良さが際立っていた「Voice of Tree」を選定し、希望通りの特注色を採用しました。陰影のある柄がワインレッドの色に深みを加え、オーセンティックな雰囲気を醸し出す空間に仕上がりました。関係者のイメージ通りの色・質感を表現できたと思っています。

今回、日本設計がすべてのデザインを一括して取りまとめたこともあり、全体的に一体感のある仕上がりになりました。内装・外装・ランドスケープが高いレベルでまとまっている点を評価いただいています。

右上:エレベーターホール カーペットタイルDT「Voice of Tree」、カーペットタイルNT「NT-200」右中央:廊下 カーペットタイルNT「NT-200」/カーペットタイルNT「NT-250ecoシリーズ モノグラム」右下:2Fオフィスラウンジ カーペットタイルDT「Voice of Tree」 *特注色 右上:エレベーターホール カーペットタイルDT「Voice of Tree」、カーペットタイルNT「NT-200」
右中央:廊下 カーペットタイルNT「NT-200」/カーペットタイルNT「NT-250ecoシリーズ モノグラム」
右下:2Fオフィスラウンジ カーペットタイルDT「Voice of Tree」 *特注色
*商品名など採用当時の情報です。

機能性にも優れた
カーペットタイルNT
「NT-700シリーズ ミスティⅡ」

原着ナイロン100%採用で美しさと風合いをキープ

カーペットタイルNT「NT-700シリーズ ミスティⅡ」は原料から染色した原着ナイロン糸を100%採用したカーペットタイルで、「防汚性」「耐久性と弾性回復力」「耐候性」「耐薬品性」に優れています。色落ちや素材のへたりが少なく、がんこな汚れも除去しやすい上に汚れが目立ちにくいため、美しい色合いを保ち続けます。サンゲツの商品は、高いデザイン性を機能面からもバックアップします。

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