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2025年03月17日


お部屋の壁紙は、空間の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。一方で、どのような壁紙を選ぶべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、壁紙の印象を決める3要素や、おしゃれな空間をつくるためのポイントを紹介しています。壁紙選びに失敗しないための注意点とあわせて見ていきましょう。
 

壁紙の印象を決める3要素


はじめに、壁紙の印象を決定づける要素について解説します。注目しておきたいポイントは「色」「柄」「質感」の3点です。
 

壁紙の「色」



1つ目の要素は壁紙の色です。色には大きく分けて「進出色」と「後退色」があります。お部屋の印象をどのように演出したいかによって、進出色・後退色のどちらを選ぶべきか決めておくとよいでしょう。

【進出色と後退色の違い】
種類 効果 色の一例
進出色 ・より近くにあるように感じられる
・より大きく見える
暖色系(赤、オレンジなど)
後退色 ・より遠くにあるように感じられる
・より小さく見せる
寒色系(青、青紫など)
 
 

壁紙の「柄」


壁紙の柄も重要なポイントの1つです。柄を取り入れることで躍動感や遊び心のある空間に仕上げられます。一方で、主張が強すぎる柄は落ち着かない印象の部屋になりがちです。柄入りの壁紙を選ぶ際には、お部屋の壁全面に施工することを念頭に置く必要があります。
インパクトのある壁紙を取り入れる際には、お部屋の壁の一部にアクセントクロスを採用するのも1つの方法です。アクセントクロスについては次の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

アクセントクロスとは?効果やメリット、選び方を徹底解説
https://www.sangetsu.co.jp/information/detail/20250317162135.html

 

壁紙の「質感」


壁紙にはさまざまな質感のものがあります。質感もお部屋の印象を大きく左右する要素に含まれるため、お部屋のイメージに合った質感の壁紙を選ぶことが大切です。

たとえば、ナチュラルテイストの空間にはざっくりとしたリネン風の織物など質感のあったものを選ぶと統一感が出ます。また、スタイリッシュな空間にしたい場合は、コンクリート/ストーン調の壁紙を取り入れると上質な空間を演出できます。本物の石材を使うことなく、壁紙で簡単にお部屋の印象を変えられる点が大きなメリットです。

 

おしゃれな空間をつくるための5つのポイント




壁紙には非常に多くの種類があるため、おしゃれな空間をつくるには次の5点を意識しておくことが大切です。
 

1. どのような部屋にしたいのかイメージを整理する
2. 部屋の広さや用途を考慮する
3. 床や天井とのバランスを考える
4. 家具との相性にも注意
5. コーディネート例を参考にする

それぞれ詳しく見ていきましょう。
 

 

ポイント1:どのような部屋にしたいのかイメージを整理する



まずは、お部屋全体をどのような雰囲気や印象にしたいのか、大まかに決めておくことが重要です。たとえば、「華やかな空間にしたい」「落ち着いた雰囲気の部屋にしたい」といったイメージを整理しておくと、イメージに合った壁紙を選びやすくなります。
どのようなお部屋にしたいのかをイメージしておくことは、壁紙だけでなく床や天井のほか、インテリアなども含めたトータルコーディネートを考える上でも重要なポイントです。お部屋ごとに、理想とするイメージを固めておきましょう。

 

ポイント2:部屋の広さや用途を考慮する



お部屋の広さとの兼ね合いを考慮することも大切なポイントの1つです。スペースが限られているお部屋の場合、進出色の壁紙を取り入れることで圧迫感を和らげる効果が期待できます。反対に比較的広いお部屋なら、壁紙の一部に後退色を用いることで引き締まった印象のお部屋にできるでしょう。

お部屋の用途についても意識しておく必要があります。家族が集まるリビングは明るい印象の空間に、寝室や書斎は落ち着きのある空間に、子ども部屋は楽しい雰囲気の空間にするなど、お部屋ごとの用途や過ごし方を踏まえて壁紙を選びましょう。

 

ポイント3:床や天井とのバランスを考える



お部屋の面積のうち多くを占めるのは壁だけではありません。床や天井も視覚的に大きな影響をもたらすため、壁・床・天井のバランスを考えることが大切です。一般的には床→壁→天井の順に色を明るくしていくほうが、お部屋が広く感じられる傾向があります。

たとえば、床材がナチュラル系の色であれば、ベージュ系の壁紙を合わせることで温もりを感じられる空間に仕上げられます。床材が濃いブラウンなら、白系の壁紙を合わせることで床の重厚さが強調されるでしょう。このように、壁紙だけでなくお部屋全体のトータルコーディネートを意識するのがポイントです。

 

ポイント4:家具との相性にも注意



お部屋に設置する家具との相性も考慮しましょう。家具などを目立たせたいのか、お部屋に馴染ませたいのかによって、壁紙の選び方は大きく異なります。

一例として、レトロなテイストの家具を設置するお部屋は、壁紙にもレトロな雰囲気を取り入れると統一感のあるコーディネートになります。シンプルでスタイリッシュな家具を置くなら、壁紙もモダンな雰囲気のものが馴染みやすいでしょう。このように、家具のイメージに合った壁紙を選ぶことが大切です。

 

ポイント5:コーディネート例を参考にする



さまざまなお部屋のコーディネート例を参考にすることも、おしゃれな空間づくりの重要なポイントといえます。カタログの施工例をはじめ、SNSの画像、ショールームなどで実際のお部屋のイメージを見ておくとよいでしょう。

サンゲツでは、インテリアの着せ替えシミュレーション「Myコーデ®」を提供しています。さまざまな用途のお部屋を選べるほか、条件を絞って壁・床・カーテンを着せ替えられるサイトです。「モダン」「ナチュラル」「ヴィンテージ」といったスタイルごとにコーディネート例をチェックできるので、お部屋のイメージを整理する際にもぜひご活用ください。

 

壁紙選びに失敗しないための注意点


壁紙選びの失敗を避ける上で、押さえておきたい注意点を紹介します。

壁紙選びに失敗しないための注意点のイメージ
※写真はイメージです。


注意点1:サンプルはできるだけ大きなものを取り寄せる



壁紙を選ぶ際には、必ずサンプルを取り寄せましょう。カタログやWebサイトの画像と実物では、色や質感の印象が異なる場合があるからです。また、壁紙の厚みや光の当たり具合による見え方の違いなどは、実物を見ないと判断できない面があります。サンプルを取り寄せて、実物を見ておくことが大切です。

サンプルはできるだけ大きなものを取り寄せることも重要なポイントです。大きなサイズのサンプルを実際に壁に当てて確認することで、施工後のイメージが湧きやすくなります。

 

注意点2:壁紙単独で選ばない



壁紙のみを単独で選ぶのではなく、お部屋全体のバランスを考慮する必要があります。床や天井、設置する家具などの色や質感を踏まえて、マッチする壁紙を選ぶのがポイントです。
完成イメージが整理できていない状態で壁紙を選び始めてしまうと、床や天井、家具などと合わないちぐはぐな印象のお部屋になりかねません。壁紙はお部屋の雰囲気を大きく左右する要素だからこそ、全体のバランスを重視することが大切です。

 

注意点3:機能性も考慮する



壁紙は見た目だけでなく、機能性も考慮して選ぶことをおすすめします。壁紙によって機能が異なるため、下記のうちどの機能を重視したいのかを決めておくとよいでしょう。

【汚れ・キズ対策】
機能の例 主な効果
フィルム汚れ防止 フィルムの効果で汚れ・キズに強い
スーパー耐久性 フィルム汚れ防止の表面強度をさらにアップ
ウレタンコート 汚れ・キズに強く、施工性にも優れる
ハードストレッチ キズや汚れに強く、ひび割れを軽減する
スーパークリーン 防汚性が非常に高いため、水拭きや乾拭きでも汚れが落とせる

【空気環境対策】
機能の例 主な効果
ルームエアー(消臭) タバコのにおいや気になる生活臭などを低減する消臭効果
抗アレル アレル物質の働きを低減
抗ウイルス 壁紙表面に付着したウイルスへの効果
ライトフレッシュ壁紙 ・可視光応答型光触媒作用により、壁紙表面に活性酸素が発生され、抗ウイルス金属とともに、明時、暗時問わず有害なウイルスを抑制
・壁紙に含まれる抗菌成分により、ニオイ、汚れなどの原因である菌を抑制
 

【湿気対策】
機能の例 主な効果
吸放湿 室内の湿気を快適に調整
通気性 心地よい空気環境づくりに役立つ
珪藻土 自然素材の風合いと優れた調湿性


 

ショールームで壁紙の実物を見るメリット


壁紙の実物を確認する際には、サンプルを取り寄せる以外に「ショールーム」を活用する方法があります。ショールームで壁紙の実物を確認するメリットは次のとおりです。



 

実際に壁に貼られた状態を確認できる



壁一面に施工された状態の壁紙を確認することで、実際の部屋のイメージが湧きやすくなります。壁紙のサンプルと比べて実際の壁面は面積が大きいため、サンプルとは異なる印象を抱くケースも少なくありません。また、照明が当たったときの見え方などに関しても、壁面に施工したイメージを確認できる点が大きなメリットです。
 

サンプルや写真よりも部屋の雰囲気をイメージしやすい



サンプルや写真などと比べて、お部屋全体のイメージをつかみやすいというメリットもあります。壁紙の質感を間近で確認できることに加え、空間全体を通して印象をたしかめられるからです。ショールームであれば、家具やインテリアを配置した際のバランスなども確認できます。壁紙を実際に施工したお部屋がどのようなイメージになるのかをつかんでおきたい場合は、ショールームを訪れてみるとよいでしょう。
 

コーディネートのヒントを豊富に得られる



ショールームはコーディネートのヒントを得るための場としても最適です。単に壁紙の施工例を確認するだけでなく、床との相性や家具の配置例などがわかる施工ブースを見ることで、新たなアイデアが浮かびやすくなるでしょう。

たとえば、色の組み合わせや配色のバランスは、実際の空間を見ないとイメージしにくいケースが少なくありません。イメージどおりのお部屋を実現したい方はもちろんのこと、どのようなお部屋にするのか決め切れていないという方も、ショールームでコーディネートのヒントを得てみてはいかがでしょうか。
 

壁紙選びのポイントを押さえておしゃれな空間を実現しよう


壁紙を選ぶ際には、壁紙の印象を決定づける「色」「柄」「質感」の3要素を押さえた上で、お部屋全体でコーディネートを考えていくのがポイントです。まずはどのようなお部屋にしたいのかイメージを整理した上で、お部屋の広さや用途、床や天井とのバランス、家具との相性を踏まえて、マッチする壁紙を絞り込んでいきましょう。

サンゲツでは、全国8カ所にショールームを展開しています。壁紙を含むお部屋のトータルコーディネートを実際に見ておきたい方は、ぜひショールームをご活用ください。

また、Webサイト上で手軽にお部屋のコーディネートを試せる着せ替えシミュレーション「Myコーデ®」もおすすめです。着せ替えしたいお部屋の種類や希望するスタイルを選ぶだけで、壁・床・カーテンの組み合わせを自由に変えられます。気に入ったコーディネートは保存・印刷・共有できるので、ハウスメーカーや工務店にイメージを共有したい場合に最適です。壁紙選びの際には、Myコーデ®でお部屋全体のコーディネートを検討してみてはいかがでしょうか。