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2022年02月08日
株式会社サンゲツ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役 社⻑執⾏役員:安⽥正介)は、このたび、「TCFD(気候関連財務情報開⽰タスクフォース)」の提⾔に賛同しました。
当社グループでは「事業活動における環境負荷の低減」を経営の重要課題と位置付け、気候変動に伴うリスクと機会をふまえ、課題解決に向けた取り組みを進めています。
今後はTCFD提⾔に沿った計画の着実な実⾏、取り組みの充実および情報開⽰の拡充を進めることで、地球環境を守るサステイナブルな社会の実現に貢献していきます。

■サンゲツグループの気候変動に関する取り組み
当社は、サンゲツグループ⻑期ビジョン【 DESIGN 2030 】で⽬指す社会的価値として、「みんなで(Inclusive) いつまでも(Sustainable) 楽しさあふれる(Enjoyable)社会の実現」を掲げ、グループ全体での環境負荷の低減に取り組んでいます。
GHG(温室効果ガス)排出量の削減については、サンゲツ単体(Scope1・2)としての⽬標に「2030年度カーボンニュートラル」を掲げ、2018年度⽐削減率で2022年度に30%減、2030年度には排出量を実質ゼロとすることを⽬指しています。また、仕⼊先の事業活動などを含むScope3での取り組みや、グループ連結での⽬標設定の検討を⾏っています。

※Scope1…サンゲツの事業活動による排出、燃料使⽤に伴う直接排出
 Scope2…外部から購⼊する電⼒や熱の使⽤に伴う間接排出



「2030年度カーボンニュートラル」に向けた取り組みについて
サンゲツ単体での「2030年度カーボンニュートラル」⽬標達成のために、当社は、⾃社設備での省エネ、太陽光発電などでの創エネ、排出係数の低い電⼒の調達など、さまざまな取り組みを進めています。

1.営業⾞両における低燃費への推進
営業⾞両においてハイブリッド⾞両を中⼼とする環境対応/低燃費⾞への全⾯移⾏を進め、2022年度には対象⾞両すべてを移⾏する予定です。また、全営業⾞両にGPSを利⽤したテレマティクスを装備し、急加速・急ブレーキ・スピード超過等の情報を収集することで、安全管理とともに温室効果ガスの削減につながるエコドライブを強化しています。
これらの施策により、2020年度のガソリン使⽤量は、対策前の2014年度と⽐較して51%改善しました。

ガソリン使⽤量の推移



2.太陽光発電によるエネルギーの創出
2014年に、当社の物流拠点である中部ロジスティクスセンターⅠの屋上に太陽光発電パネルを搭載し、⾃然エネルギーの有効活⽤に取り組んでいます。2020年度は、※508,251kWhの電⼒を発電したほか、2022年度には新たな拠点への太陽光発電パネルの追加搭載を予定しています。
※⼀般家庭166世帯分の年間電⼒量に相当。
参考:⼀般家庭(30A契約)1 世帯あたりの1ヵ⽉分の使⽤電⼒量255kWh(2014年度、東京電⼒)

3.新電⼒の導⼊
当社のScope1・2におけるGHG 排出量のうち、約7割が電気使⽤によるものです。当社では2016年1⽉より、電気を多く使う⾼圧電⼒の拠点を、CO₂排出係数の少ない新電⼒を提供する供給元に随時切り替えることで、GHG排出量の削減に取り組んでいます。

4.電気使⽤効率の向上
設備そのものを更新する取り組みだけでなく、運⽤によってエネルギーを削減する対策も推進しています。⾃社製品である遮熱フィルムをガラス⾯に施し、空調効率を向上させているほか、最⼤電⼒の制御や冷暖房温度の上げ下げ、運転時間の短縮による空調管理の厳密化、クールビズ・ウォームビズの積極的導⼊、働き⽅の⾒直しなどを実施しています。
2018年度には、クラウド化によるサーバーの削減、省電⼒タイプパソコンの全社導⼊を実施し、CO₂排出量を削減しました。

・サンゲツ 会社情報サイト>> サステナビリティ>> (E)環境「気候変動」
https://www.sangetsu.co.jp/company/sustainability/environment/climatechange.html


■TCFD(気候関連財務情報開⽰タスクフォース)

TCFDとは、G20の要請を受けて⾦融安定理事会(FSB)が設⽴した、企業の気候変動に関する情報開⽰および⾦融機関の対応を検討するタスクフォースです。企業に対し、気候変動関連リスクおよび機会に関する、ガバナンスや戦略、リスク管理、指標と⽬標について開⽰することを推奨しています。

・TCFD WEB サイト
https://www.fsb-tcfd.org/





◇プレスリリース原本(PDF):2021-32「「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」提言に賛同を表明」