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Project Report
東濃信用金庫/株式会社NTTファシリティーズ東海支店

岐阜特産の天然木:【東濃ひのき】を積極的に取り入れたぬくもりのある金融機関

東濃信用金庫 白川支店は2017年11月初旬に新築移転。白川の地の美しい自然景観を活かした外観と、この地ならではの【東濃ひのき】の素材を積極的に取り入れた店舗です。 今回、高さ5メートルの吹き抜け天井に、サンゲツの天然木を使用した突き板壁紙WILL WOOD®が採用されました。
地元で育まれた桧(ひのき)に包まれる内装デザインに相応しい建材として選ばれた理由とは…
その経緯や採用のポイントを施主である東濃信用金庫様、デザインを手がけられたNTTファシリティーズ様に伺いました。

桧にこだわり、たどりついた建材とは?

特産の【東濃ひのき】をふんだんに使った地域のランドマーク

東濃信用金庫 白川支店
支店長
吉田 晴己様

「地元と共にあり、共に栄える」というスローガンを掲げ、特産である【東濃ひのき】をふんだんに使ったデザインを採用し、皆さまに愛される新店舗が完成しました。
夜、明かりの少ない道を歩くと、21時まで建物がライトアップされています。この建物からあふれる温かい光が、まるで灯台のようだと喜んでいただいています。最近では、ここに泊まりたいとおっしゃるお客さまもいらっしゃいます。地元に育まれた桧(ひのき)に包まれるこの場所は、もはや金融機関という枠を超え、地域密着のランドマークとなっています。

天井のデザインを成功に導いたWILL WOOD®

桧の特産地なのでお客さまには、製材所など建築関係の方々も多くいらっしゃいます。そういった方々が建物をご覧になると、高さ5メートルにあるロビー吹き抜けの天井が本物の木なのかと話題になります。こういう天井は、建築基準法で不燃仕上げが求められます。その中で、天然木を使用すると、一般的にコストが高く、不燃認定を取るまでの手続きも一筋縄ではいかない。しかし、木目調壁紙のように天然木に似せたものでは「天然木の建築」というコンセプトには合わない。
そんな時にご提案いただいたのがWILL WOOD®です。天然木からつくられながらも不燃認定を取得している。木種も桧を選べるとお聞きし、ぜひWILL WOOD®でいきましょうと決まりました。
完成後、あらためてロビー吹き抜けを見ていると、欄間から天井に続くまで全て桧で仕上げられていて、本物へのこだわりが内装の美しさに反映されて本当に嬉しかったですね。

建築デザインが導くビジネスの成功

今回の移転新築を機に、最近金融業界が力を入れている貸金庫サービスを始めました。震災後に大切な記念写真や書類を無くされた方が多く、需要が増えたのです。
ところが、新たな貸金庫のサービスをお客さまにご紹介しても、なかなか興味をもっていただけませんでした。そこでお客さまを、今までの貸金庫の概念を打ち破るような明るい間接照明と、重厚感あふれる当金庫の貸金庫のお部屋へご案内すると、やっぱり貸金庫は格好いいねと興味をもっていただける。この空間を利用したいという新たなお気持ちが、お客さまに生まれるのです。すべての相乗効果で、今では貸金庫も非常に評判が良いサービスとなりました。
今まで以上に、感謝の気持ちで、地元の皆さまと共にある金融機関でありたいと考えています。

左/ロビー吹き抜け 天井:WILL WOOD®〔桧〕 右上/応接室 壁:【東濃ひのき】仕上げ、床:サンゲツ カーペットタイル(DT-4253/4256) 右下/貸金庫室 壁:【東濃ひのき】仕上げ、床:サンゲツ カーペットタイル(DT-4559)、鏡と間接照明による空間演出

なぜWILL WOOD®だったのか?

地産品のアピールを建築デザインで実現する

株式会社NTTファシリティーズ東海支店
深谷 亮介様

新店舗をデザインする際、地元の【東濃ひのき】をどうアピールしていくか、まずそれを第一に考えました。
結果として、今回のシンボルとなったのが桧の欄間。こちらの欄間には、アルファベットの「T」というモチーフがしのばせてあります。【東濃ひのき】の「T」、東濃信用金庫の「T」と、地域につながるデザインとなります。
外観は、特殊な加工で汚れが洗い流せる地元の美濃焼タイルを採用しました。地産品をよい形で組み合わせ、地域に貢献できる建築を目指しました。

本物の素材から生まれた癒しの空間

欄間には貴重な無節の【東濃ひのき】を採用しています。伸縮や割れといったリスクを回避するために、節がない角材を選びました。
応接室、貸金庫室といったいわゆるVIPエリアには、グレードの高い織物調のカーペットタイルを選び、室内は建物全体のイメージに合うように、【東濃ひのき】を取り入れました。
しかし、こういったこだわりの素材選びをする際に、無視できないのが法律上の規制でした。風除室吹き抜けは内装制限がかかっており、天井の部分では、不燃仕上げにしなくてはなりませんでした。
そこでサンゲツから不燃認定取得の天然木を使用した突き板壁紙WILL WOOD®の提案がありました。天然木を薄くスライスしているので、見た目はもちろんのこと、質感も天然木そのもの。木種も桧のラインアップがあったので、これだと思いました。
設計のこだわりに沿ったWILL WOOD®のような本物志向の素材の提案が、今回の建築の理想を実現するために、非常に大きな力となりました。
その結果、どの空間を訪れても、お客さま、またそこで働く従業員の皆さまの期待を裏切らない素晴らしい店舗が完成しました。

欄間:Tをかたどった【東濃ひのき】〔無節仕上げ〕、天井のWILL WOOD®〔桧〕との組み合わせで欄間から天井まで全て桧仕上げが実現
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