床材を選ぶ際に知っておきたいフローリングの掃除・お手入れ方法
2026年02月19日

住まいの床材を選ぶ際には、色やデザイン、機能性などに注目が集まりがちです。しかし、長く暮らしていく住宅の床材ですから、「お手入れのしやすさ」も見逃せない検討ポイントの1つといえるでしょう。
この記事では、住宅の床材として広く使われているフローリング(※)のお手入れ方法や、汚れの種類ごとの掃除方法、お手入れ時に注意しておきたい点を分かりやすく解説しています。フローリングとは主に木質系材料からなる床材で、側面に板を差し込むための本実(ほんざね)加工や表面加工が施されているもののことです。さまざまな床材の特長とお手入れ方法もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
※本記事では、突板(挽板)フローリングおよびシートフローリングのお手入れ方法を中心に解説しています。
フローリングのお手入れ頻度はどのくらい?
フローリングのお手入れは、基本的に毎日行うのが望ましいでしょう。床の表面には細かなゴミやホコリが少しずつ積もっていきますが、付着してから時間が経っていなければ表面を軽く拭くだけで落とせる汚れがほとんどです。できるだけこまめに掃除をすることが、清潔な状態を保つコツといえます。
フローリングの基本的なお手入れ方法

※写真はイメージです。
フローリングの基本的なお手入れ方法を見ていきましょう。お部屋をきれいな状態に保つためにも、次の手順で掃除をすることをおすすめします。
1. 床に置かれた物を片付ける
はじめに、床に置かれている物を除けて掃除がしやすい状態にします。物が置かれていると、その付近にホコリが溜まりがちです。椅子やクッションのように、すぐに動かせるものは別の部屋へ移動させるなど、できるだけ広いスペースを確保するのがポイントです。
2. フローリングワイパーでホコリを取り除く
日頃のお手入れには、フローリングワイパーや乾いた雑巾、モップなどを使用します。掃除機をかける前にホコリを取り除いておくことで、掃除機の排気によってホコリが舞い上がるのをできるだけ防ぎましょう。汚れがひどい箇所は固く絞った雑巾で水拭きし、床表面に水分が残らないようにします。
3. 掃除機をかける
ゴミやホコリを取り除いたら、全体に掃除機をかけていきます。掃除機は板の目に沿ってかけましょう。お部屋の隅や壁際など、ゴミやホコリが溜まりやすい箇所はとくに念入りにかけるのがポイントです。
参考:一般財団法人住宅金融普及協会|フローリングのお手入れ
汚れの種類ごとの掃除方法
日常のお手入れでは落ちにくい汚れが床の表面についてしまった場合、どのようにお手入れをすれば良いのでしょうか。汚れの種類ごとに掃除の仕方を紹介します。
食べこぼしや油汚れ
食べこぼしや油汚れに関しては、弱アルカリ性の洗剤もしくは中性洗剤を薄めた溶液を雑巾に含ませ、固く絞ってから拭き取ります。床の表面が水で濡れているときは、化学雑巾の使用は控えましょう。床の表面が化学変化によって変色するおそれがあります。
皮脂
皮脂は弱酸性の汚れであることから、弱アルカリ性の洗剤または中性洗剤を染み込ませた雑巾を固く絞って拭き取ります。その後、乾拭きをして水分をしっかりと拭き取りましょう。
ペットの排泄物
ペットの排泄物にはアルカリ性のアンモニアなどが含まれています。床用クリーナーを吹き付けてから固く絞った雑巾で水拭きしましょう。その後、すぐに乾いた雑巾で乾拭きして床表面の水分を拭き取っておくことが大切です。
フローリングのお手入れ時に注意しておきたい点

フローリングをお手入れする際には、いくつか注意しておきたい点があります。フローリングを長く美しい状態に保つためにも、次の3点を押さえておきましょう。
長時間濡れたままの状態にしない
フローリングが長時間濡れたままの状態になっていると、シミやひび割れ、変色などの原因となりがちです。水拭きをする際には固く絞った雑巾を使用し、拭き上げ後は乾いた雑巾で水分を拭き取りましょう。水拭きは汚れがひどい箇所のみに行い、フローリングが頻繁に水にふれないようにすることが大切です。
直射日光に当てない
フローリングの表面を濡れたままにしないのは重要なことですが、直射日光に当てて乾かすのは避けましょう。直射日光が長時間照射されると、フローリングの表面が日焼けしてしまうおそれがあるからです。できるだけ直射日光が当たらないよう、カーテンやブラインドなどで日光を遮ることをおすすめします。
薬剤はしっかりと拭き取る
洗剤や薬品、灯油などがフローリングの表面に付着した際には、すぐに拭き取りましょう。薬剤が長時間付着したままになっていると、シミや変色、塗膜劣化の原因となりかねません。薬剤が残らないよう固く絞った雑巾で拭いたのち、乾いた雑巾で水分を拭き取っておくことが大切です。
床材別の特長とお手入れ方法
床材にはさまざまな種類があり、板材を使用したフローリング以外にも「フロアタイル」「クッションフロア」「カーペットタイル」「ロールカーペット」など多くの選択肢があります。床材別の特長とお手入れ方法を確認しておきましょう。
フロアタイル

品番:WD-2008
フロアタイルとは、塩化ビニル樹脂から作られたタイル状の床材のことです。無垢フローリングのような温かみを感じる目地表現が施されているものなど、多くの色・柄を選べます。
基本的なお手入れは、掃除機やほうきでホコリを取り除き、軽く絞ったモップや雑巾で水拭きするだけです。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄く溶かしたものを使い、さらに水拭きで仕上げます。定期的にワックスをかけることにより、汚れを防止し美しさを保ちやすくなるでしょう。
クッションフロア

品番:GM-12226
発泡層によりクッション性をもたせたビニル床シートです。簡単なお手入れで汚れを落としやすく、比較的メンテナンスしやすい床材といえます。
ホコリやチリを掃除機で取り除いたのち、固く絞った雑巾で水気を拭くだけで多くの汚れを落とせます。しつこい汚れは洗浄剤で洗浄し、固く絞ったモップなどで水拭きしましょう。水拭きでは落ちない汚れや表面の凹凸(エンボス)加工部分に付着した汚れは、薄めた住宅用洗剤(中性洗剤)で拭き取るか、歯ブラシなどを使ってこすり取ります。最後は固く絞った雑巾で洗剤が残らないように拭き取ってください。
カーペットタイル

品番:KIT-1601、KIT-1631、KIT-1640
40cm角や50cm角にカットされたタイル型のカーペットです。お部屋全体に敷きつめたり、サンゲツの住宅用カーペットタイルなら施工例のようにお部屋の一部に敷いたりしてお使いいただけます。
取り外して洗えるタイプを選ぶことで、汚れた部分のみお手入れをすることも可能です。裏面は不織布+吸着材で構成されているため、床との接着部分のお掃除は念入りに行い、湿気がこもらないようによく風を通すようにしましょう。
ロールカーペット

品番:MDR-1011
繊維でできたロール状の床材(いわゆる「カーペット」)です。お部屋全体に敷きつめたり、写真のように床の一部に取り入れたりしてお使いいただけます。
日常のお手入れは、週2回の掃除機+月1回の拭き掃除が基本です。掃除機をかける際には、カーペットの毛並みと逆方向にかけることで、パイルを立ち上げてゴミを吸い取りやすくすると良いでしょう。掃除機では取りにくい糸くずや髪の毛は、粘着テープを活用すると効果的です。拭き掃除には中性洗剤を薄く溶かした水を含ませたタオルを固く絞って拭き、その後洗剤が残らないようにきれいに拭き取りましょう。
日頃のお手入れも考慮して床材を選ぼう
フローリングをきれいな状態に保つには、日頃からこまめにお手入れをすることが大切です。床材の特性と主なお手入れ方法を確認した上で、床材選びの参考にすることをおすすめします。
床材にはさまざまな種類があるため、どのような色・柄・素材にするか迷ってしまうこともあるでしょう。お部屋のイメージを固めたい方には、インテリア着せ替えシミュレーション「Myコーデ®」の活用をおすすめします。お部屋や好みのスタイルを選んで床・壁・天井のほか、インテリアを手軽に着せ替えられるので、お部屋のコーディネートを検討する際に便利です。完成したコーディネートは、ダウンロードやURLでハウスメーカーや工務店と共有できます。「Myコーデ®」を活用して、自分だけのコーディネートをぜひ見つけてください。

