愛犬のためのフローリングの滑り止め対策|ペットに優しい床の特徴4選
2025年10月06日

※この記事におけるフローリングとは、主に木質系材料に表面加工などが施された床材のことを指します。板を組み合わせて接合できるよう、側面に本実(ほんざね)加工が施されているのが一般的です。
愛犬や愛猫と暮らす住宅では、フローリングの滑り止め対策を講じる必要があります。フローリングは定番の床材の1つですが、ペットにとっては滑りやすく、不慮の事故やケガの原因にもなりかねないからです。
この記事では、フローリングにペットのための滑り止め対策が必要な理由と、ペットに優しい床の特徴を紹介しています。ペットのいるご家庭向けの床材もあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
フローリングにペットのための滑り止めが必要な3つの理由

そもそもフローリングには、なぜペットのための滑り止め対策が必要なのでしょうか。主な理由として、次の3点が挙げられます。
理由1:爪を立てにくく滑りやすい
フローリングは表面が滑らかで硬いため、自然界の地面のように爪がうまく食い込みません。ペットにとって歩いたり走ったりしにくく、転倒のリスクが高い環境といえます。
滑りやすいフローリング上で、ペットは体を支えるために常に足を踏ん張っていなくてはなりません。結果として爪によるキズがつきやすくなり、フローリングの表面が傷んでしまう原因にもなりがちです。
理由2:不慮の事故やケガを防ぐ必要がある
ペットにとって動き回ることは、ストレスを発散するための重要な行動の1つです。しかしながら、滑りやすいフローリングではペットが滑って転倒するリスクが高まります。不意にバランスを崩してケガをするといった事故にもつながりかねません。
とくに若い犬や猫は活発に動き回ることから、必然的に転倒リスクも高まります。これから子犬や子猫を育てていく際には、あらかじめ滑り止め対策を講じておくのが得策です。
理由3:関節や筋肉に負担をかける恐れがある
滑りやすいフローリングで生活する場合、ペットはバランスを崩すことのないよう不自然な力のかけ方をしている可能性があります。長年にわたって無理な力がかかり続けることで、ケガの原因になる場合がある点にも注意が必要です。
反対に、床が滑りやすいことを学習したペットは、室内で活発に動き回るのを避けることも考えられます。こうした状況が長く続くと、運動能力の低下やストレスの増大にもつながりかねません。フローリングの滑り止めは、ペットが安全かつ健康に暮らしていくためにも重要な対策といえます。
サンゲツの「ペット向けフロア」シリーズの特長

品番:HW-12183
サンゲツでは、ペットとの暮らしに適した「ペット向けフロア」シリーズを提供しています。ペット向けフロアシリーズの主な特長を見ていきましょう。
特長1:滑りにくさ
凹凸感のあるエンボス(浮き彫り加工)を施したり、繊維系の素材を使用することで滑りにくくし、ペットの足や関節の健康をサポートします。
下図は、ペット向けフロアシリーズ「わんにゃん消臭フロア」「フロテックスシート」と、フローリング、住宅用クッションフロアの滑りにくさ(C.S.R・D’値)を比較した試験の結果です。C.S.R・D’の数値が大きいほど、滑りにくいことを表しています。

※JIS A 1454すべり性試験に準拠した試験結果。なお、上記の値は測定値であり保証値ではありません。
特長2:クッション性
ペット向けフロアシリーズは、発泡複層ビニル床シートやカーペットのような繊維の素材により、適度なクッション性を実現しています。万が一ペットが転倒してしまった際にも、衝撃を緩和できる点が特長です。
下図は、ペット向けフロアシリーズと一般的な住宅用床材の衝撃吸収性を比較した試験の結果です。G値が小さいほど衝撃が小さい(衝撃吸収性が高い)ことを示しています。

※JIS A 6519「床の硬さ試験」に準拠した試験結果。なお、上記の値は測定値であり保証値ではありません。
特長3:消臭性
消臭剤を表面に練りこむことで、ニオイ成分の吸着・分解に効果を発揮します。ペットとの暮らしにおいて、ニオイの原因となる主なニオイ成分は次の5種類です。
- ・アンモニア
- ・酢酸
- ・硫化水素
- ・メチルメルカプタン
- ・トリメチルアミン
下図は、ペット向けフロアシリーズ「わんにゃん消臭フロア」の消臭効果を測定した実験結果です。空試験の場合と比較すると、ニオイ成分が低減されていることがわかります。

※ペット向けフロアシリーズのうち、フロテックスシートについては対象外となります。
特長4:キズつきにくさ
ペット向けフロアシリーズは一般的な1.8mm厚のクッションフロアよりも表面層が厚く硬いため、キズがつきにくいことも特長の1つです。ペットの爪によるキズを防ぐとともに、キズがついた場合にも目立ちにくくなっています。
下図は、ペット向けフロアシリーズの対傷性能を測定した試験の結果です。一般的なフローリングや住宅用クッションフロアと比べて、キズがつきにくく目立ちにくいことがわかります。

滑り止め対策を講じてペットに優しい空間づくりを

ペットが安全に暮らすために、床の滑り止め対策は効果的です。一方で、単に滑りにくくするだけでなく、ペットにとって快適な床材を選ぶ視点に立つことが重要です。ペットとの暮らしを十分に考慮してつくられた床材を取り入れたい方は、ぜひサンゲツのペット向けフロアシリーズをご参照ください。
ペットと過ごすことが多い空間には、住宅用カーペットを活用する方法もあります。サンゲツの「スタイルキットプラス カット」は、置くだけでしっかり吸着し、消臭機能付きで、水洗いが可能なカーペットタイルです。既存の床材がペットにとって滑りやすいようなら、ぜひスタイルキットプラスの活用もあわせてご検討ください。
