温暖化対策に最適!透明遮熱&低放射ガラスフィルムのご紹介
2025年05月15日
温暖化の問題が言われ始めてから随分と経ちますが、実際に都市部中心に年々夏場の気温が高くなる中、遮熱フィルムの需要は確実に高くなってきています。オフィスや店舗、学校などさまざまなところで遮熱ガラスフィルムが貼られるようになりましたが、住宅においてもその需要と注目度は高まってきています。
「遮熱」と「断熱」の違い
「遮熱」と「断熱」という言葉が混同して使用されることもあります。
一般的に「遮熱」とは夏場の熱流入を遮ることで冷房効果をよくする事を指し、「断熱」とは冬場の暖気流出を減少させる事で暖房効果を向上させる事を指します。
ガラスフィルムでは、夏場の効果があるものを「遮熱ガラスフィルム(日射調整ガラスフィルム)」、夏場と冬場の双方に効果があるものを「低放射ガラスフィルム」と区分けしてます。
国内の住宅で使われているガラスの種類
板硝子協会の調べによると、2022年度の新築戸建て、新築共同住宅ともに複層ガラス・LOW-E複層ガラスの普及率は非常に高い水準です。
一方で、約16年前の2008年度のLOW-Eガラスの普及率を見てみると、新築戸建てで34%、新築共同住宅では僅か3.1%しかありません。
それ以前になると戸建ても共同住宅も複層ガラス・LOW-Eガラス共に使用されている割合は大きく下がります。
2018年の総務省調査によると、日本全国の総住宅数は約6,240万戸となっていますので、日本の住宅寿命が仮に40年だとすると、日本の住宅の半数以上が所謂省エネ系の「高機能ガラス」ではない普通のフロートガラス等が使われている事になります。
実際、夏の冷房時に流入する熱の73%が窓や扉などの開口部を経ているとされている(※1)ことを踏まえると、開口部のフロートガラスに遮熱ガラスフィルムを貼ることで冷房効果が上がる事になり、省エネ効果・節電効果・CO2削減効果に大きく影響すると言えます。
※1(社)日本建材産業協会省エネルギー普及促進センター資料より
また、複層ガラスは冬場の断熱効果はあるものの、夏場の遮熱効果はありません。したがって遮熱ガラスフィルムはフロートガラスだけではなく複層ガラスにも効果的だと言えます。
板硝子協会資料 高機能ガラス全国普及率(面積普及率)

一般社団法人 板硝子協会調査
省エネ系のガラスフィルムの役割とは
上記のように国内の多くの住宅の窓が高機能ガラスではないわけで、その多くの住宅において高額な高機能ガラスに交換する事は現実的に難しい状況でしょう。しかし、ガラスフィルムであれば、ガラス自体の交換と比べて、コストは安く、工期も短く済みます。
電気代が高騰している最近の状況では、省エネ系のガラスフィルムを貼付することでのエアコンなどの光熱費を抑える効果は以前よりも大きくなっています。高機能ガラスへの交換が出来ない多くの住宅に対して、省エネ系ガラスフィルムの効果とその存在感は近年大きくなってきています。
窓ガラスとガラスフィルムの最適な組み合わせは?
既存の窓ガラスに何が足りないか?そこに適切なフィルムを提案することで、ユーザーが満足する「窓」になります。
どのような窓ガラスに、どのフィルムを貼れば良いか? 以下の表にまとめましたのでぜひ参考にしてください。

透明遮熱ガラスフィルム「コア 70」のご紹介
弊社ガラスフィルム見本帳「クレアス」には、遮熱ガラスフィルムのラインアップが豊富にあります。
最も人気の「コア 70」は70%と高い可視光線透過率を確保しつつ、一定の遮熱効果を得られるガラスフィルムです。
このレベルの遮熱性能においても非常にお求めやすい価格設定をしている点もご好評いただいている要因だと考えています。
電気代(光熱費)を下げたいというニーズに対して、ガラスフィルムを貼る際の初期費用は少しでも廉価な方が良く、高い遮熱性能と廉価を両立した「コア 70」はバランスの取れたガラスフィルムと言えます。
発売以来ロングヒット商品として、住宅に限らずに店舗・オフィス・病院・学校などさまざまな所で採用いただきました。
「コア 70」に限らず、サンゲツの遮熱ガラスフィルムは、基本性能として「飛散防止」「UVカット」が付与されていますので、省エネを加えた一石三鳥のガラスフィルムとしてご検討いただけますと幸いです。
サンゲツでは、ガラスフィルムを貼付することでどれだけの効果があるかをシミュレーションできる「省エネ試算」という無料サービスもあります。
省エネ試算はこちら(会員登録が必要となります)

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機能性とデザイン性を兼ね備えたガラスフィルム見本帳"クレアス"。
遮熱や飛散防止をはじめとした各種機能性商品に加え、意匠性の高いデザインフィルムのほか、持続可能な社会に向けた環境配慮型商品をそろえました。サンゲツのガラスフィルムでクリアな明日を。