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2019年10月02日
株式会社サンゲツ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役 社長執行役員 安田正介)は、カーペットタイルにて、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2019年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。


■ 受賞商品
カーペットタイル「GC-5007」


<商品概要>
絞り染めの「ゆらぎ」と、規則的に染まる柄の美しさをコンピュータージェットプリントで表現したカーペットタイルです。
規則的な模様とカーペットタイルの四角い形状をリンクさせ、一般的にはあまり好まれない「目地部分」をデザインの一部として美しく演出します。
 
▲GC-5007 施工例 ▲GC-5007 施工例 


<商品開発者コメント>
一般的なカーペットタイルは、裁断位置がランダムであるためにどうしても柄が切れてしまい、目地部分の繋がりが不自然になりがちです。そこで「裁断位置をある程度制御でき、柄が繋げられる」というコンピュータージェットプリントの製法特長を活かし、タイルカーペットの正方形の形を目立たないようにするのではなく、タイルのエッジまで丁寧にデザインすることで、目地もデザインの一部として美しく魅せるカーペットタイルの開発に挑戦しました。
 デザインのテーマである「板染め絞り」は、染めのラインに必ず「にじみ」が生じます。
そこが情緒的であり美しい部分だと感じ、「ゆらぎ」のある目地に見えるように微妙に濃度の異なる7色の藍色インクを使って繊細に表現しました。また、目地以外の部分も単調にならないよう、布目のような凹凸のある生機を使い、更にインクの微妙な濃淡差でむら感や布の質感を再現しています。
 
*板締め絞り(いたじめしぼり):伝統的な染色技法の一つで、折りたたんだ布を2枚の板で挟み、染料に浸して染める方法 
*生機(きばた):プリントする前のベースとなるカーペットタイル生地



◆商品の詳細はこちら

<審査委員の評価コメント>
必ず出てしまう目地を逆手に取り、デザインの要としても活かしたデザインは均質になりがちなカーペットタイルの空間に対し、曖昧さや優しい風合いを醸し出すことに成功している点が高く評価されました。
カーペットの柄は、染むらによる表情のある藍染を加工の工夫で1枚ずつ異なるデザインに仕上げており、熟練したカーペット製造の技術とデザイナーや関係する技術者のイノベーティブなデザインを求める探求心と情熱を感じ、非常に好感度が高い。