マンション 共用スペース
お客さまのご希望予算内で、賃貸マンション共用部のデザインリニューアルを通じて「賃料アップ」と「資産価値の最大化」を実現しました。
(リニューアル箇所:エントランス、エレベーターホール、エレベーターカゴ内、1〜5階廊下、外構、ゴミ置き場)
その戦略の土台となったのが、具体的な近隣調査です。新築~築浅物件の賃料相場や共用部のデザインを徹底的に分析し、「NOGIZAKA - Classy/上品に、暮らす」というコンセプトを策定。光のラインを効果的に用いたホテルライクなデザインで差別化を図り、入居者に選ばれる付加価値を創出しています。
外構はグループ会社「サングリーン」と協業し、建物全体で統一された世界観を構築。さらに、廊下をタイルカーペットにすることで静音性に配慮するなど、見た目だけでなく機能性も追求しました。
単なる美化に留まらず、物件の価値を本質から高める戦略的なデザインをご提案しました。

課題・依頼内容
- 限られた予算の中で、リニューアルの効果を最大限に引き出してほしい。
- ファサードの段差を無くしてほしい。
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【市場分析によって見出した課題】
-築21年の競争力低下を防ぎ、賃料と資産価値向上のポテンシャルを引き出す必要がある。
-競合との差別化を図るため、乃木坂のブランドイメージを反映した付加価値ある共用部が求められる。

解決・提案内容
- 徹底した市場分析に基づき、物件の新たなブランド価値を定義するコンセプト「NOGIZAKA - Classy/上品に、暮らす」を策定。街のステータス性を物件の価値に転換する、ホテルライクで上質な空間を提案しました。
- デザインによる差別化はもちろん、廊下の静音性や安全性 、宅配ボックスの利便性向上 など、入居者視点での機能性を追求し、日々の暮らしの質を高めることを目指しました。

エントランス Before
石の質感が前面に出すぎて、少し重々しい空気感のエントランス。

After
エントランス内部は、光のラインと異素材を組み合わせた壁で奥行きと温かみを演出し、空間全体の印象を一新しました。ポスト・宅配ボックスも最新のものへ交換し 、現代のニーズに合わせてアップデートしました。

廊下 Before
光の陰影が強く、無機質さを感じる廊下。

After
全フロアの廊下に、歩行音を吸収し雨の日も滑りにくいタイルカーペットを採用。エレベーター内も、意匠性とメンテナンス性に優れた保護シートや外部の土砂を捕集する床材を導入し、機能性と快適性を高めました。
壁面のブラケット照明も追加し、全体的に明るく高級感のある廊下にリニューアルしました。

外観 Before
段差によって、車椅子や台車、自転車などの日常的な利用が妨げられている建物ファサード。

After(昼)
ファサードの段差をスロープへ変更し、デザイン性と共に日々のスムーズな動線を確保。
新たに創出したスペースには花壇を新設してマンション周りのグリーンを繋げました。

After(夜)
外構から共用部に至るまで、グループ会社との連携による一貫したデザインをワンストップでご提供。既存部分を活かしたコストコントロールと設備更新を両立し、ご予算内で資産価値を最大化するプランを実現しました。
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完成時期
2024.03
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場所
東京都
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ご依頼範囲
■内装:設計・施工
■意匠照明
■コンサルティング
■プロジェクトマネジメント
その他のプロジェクト
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