クレアネイト株式会社東広島工場

クレアネイト株式会社

工場

従業員さまのための食堂として設けられた空間に、会議や打合せといった業務にも対応できる機能性をご依頼いただきました。また、限られたスペースを有効活用しながら、食事の時間だけでなく、業務中の交流や集中作業にも適した環境が必要とされていました。

ご依頼内容に対して、『「場」の役割が変化する柔軟なワークプレイス』をコンセプトに、空間を「食堂」から「会議室」へと瞬時に切り替え可能にすることで、機能を一元化しながらも多用途に活用できるよう設計しました。固定的ではなく、"流動的に価値が変わる場所"を目指し、開放感と親しみやすさを備えることで、コミュニケーションが促進される空間をご提案。

天井の意匠にこだわることと、立地の特長であった自然光をふんだんに取り入れたことで、従来の食堂の枠を超えた、明るく開かれた雰囲気を実現。ランチタイムや休憩時間には、自然と会話が生まれるリラックスした空気感を演出し、部署間の垣根を超えたコミュニケーションが日常的に生まれる設計となっています。
また、機能性については、必要に応じて可動間仕切を操作することで、会議室としてのゾーニングが可能に。遮音性や視線の分離にも配慮し、集中した打合せや小規模ミーティングにも対応。使用シーンに応じて空間を再構築できるため、施設全体の稼働効率が大幅に向上する構成となっています。

課題・依頼内容

工場の無機質な空間とは差別化し、心身ともにリラックスできる空間
食堂としても、会議室としても使える空間

解決・提案内容

外光と照明を効果的に使い、マテリアルもニュートラルな色味や木目を取り入れることで、開放的でありながらリラックスできる空間を演出
食堂の一部には可動間仕切を設置することにより、通常時は広々とした食堂空間、急な会議の場合は食堂と会議室を分けられるようご提案

食堂の入口
格子ガラスを用いた食堂の入口デザインは、光を多く取り入れる明るく開放的な空間を演出。
エントランスからは、視線が抜ける設計によって、圧迫感を抑えつつ、オンオフを切り替えれるような設えにすることで、部署や役職を超えたコミュニケーションが自然に生まれる、心地よく開放的な空間体験を提供しています。