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北欧家具が物語るのは現地の生活そのもの…
店主が足で集めるヴィンテージインテリア。

フィンランドとデンマークを中心として、北欧で日常的に使われている家具を品質よくリーズナブルに提供する北欧家具屋。品質の良さとは使用頻度が少ないものではなく、だれかが生活の中で大切に使い経年変化したヴィンテージ家具のこと。店主が27歳のときフィンランドに旅行した際、その北欧家具のすばらしさに感銘を受けたことをきっかけに約20年もの間、実績を積んできた家具屋です。既製品を輸入するのではなく、長年信頼してきた現地バイヤーやマーケットの元を店主が直接自分の足で周り、一点ずつしっかりその目で確かめながら仕入れを行っていくのも魅力。

北欧家具talo オーナー
山口太郎さん
1973年神奈川県生まれ。北欧家具 talo(タロ)主宰。1年の約半分を北欧で過ごす。フィンランドやデンマーク、時にスウェーデンと自身の足で周り品質が良いと思ったヴィンテージ家具を買い付けて輸入し、神奈川県伊勢原市にある自社で殺菌・除菌・リペアをして販売をおこなう。日常的に使われてきた家具を、高品質でリーズナブルに提供することを目指す。

広葉樹イメージのグラフィカル柄とヴィンテージ家具で、
リュクスな北欧スタイル。

PRODUCTS BY talo (www.talo.tv)
Hans J. Wegner / chest / chest
Denmark / dining chair / chair
Arne Vodder / Ella chair / chair
Hans J. Wegner / AT304 / dining table

※参考商品は2019-2021 フロアタイルに掲載

  • WD-860
    ※参考商品

PRODUCTS BY talo (www.talo.tv)
Hans J. Wegner / chest / chest
Denmark / dining chair / chair
Arne Vodder / Ella chair / chair
Hans J. Wegner / AT304 / dining table

※参考商品は2019-2021 フロアタイルに掲載

人の手を感じる表情違いの白壁に、
ヴィンテージ家具はトーンを統一。

PRODUCTS BY talo (www.talo.tv)
Ilmari Tapiovaara / pirkka stool / stool, Hans J. Wegner / RY8 / shelf,
Hans J. Wegner / CH-28 / chair, Aksel Kjersgaard / model.693 chest / chest,
Hans J. Wegner / GE258 daybed / sofa

※参考商品は2019-2021 フロアタイルに掲載

  • WD-853
    ※参考商品

PRODUCTS BY talo (www.talo.tv)
Ilmari Tapiovaara / pirkka stool / stool, Hans J. Wegner / RY8 / shelf,
Hans J. Wegner / CH-28 / chair, Aksel Kjersgaard / model.693 chest / chest,
Hans J. Wegner / GE258 daybed / sofa

※参考商品は2019-2021 フロアタイルに掲載

ー 山口さんは北欧家具taloの代表として働いていらっしゃいますが仕事内容はどのようなものでしょうか?
北欧家具を現地で買い付けてきて日本で販売する仕事ですが、私の役割は北欧に渡航して家具を集め、コンテナにつめて輸入する部分です。買い付けで最近多いのは、長年現地で付き合いがある信頼するショップオーナーさんや、フリーで買い付けをやっている方にお願いしていますが、SNSで北欧家具を発信されている方にダイレクトメッセージでお願いする場合もあります。良いものを安く購入できたり、一回の輸入に多くの良品を見つけられるのは楽しいですね。
ー 直接足で周られるということで、北欧ヴィンテージ家具の上質とはどのようなものでしょうか?
よく“状態がいい”と言いますが、これは一般的には使用頻度が少ないものを指すと思います。ただ私の場合は「前に使っていた方が丁寧に手入れをしながら綺麗に使い続けてきたもの」です。ヴィンテージのアイデンティティとは「時間を買うこと」だと思います。日常で使われてきたものですので、スレや傷もありますがそれも捉え方によっては「時という見えないものが現れている」と思います。経年変化があり大切に使われたものは“育ちがいい”という感覚です。
ー それでは、山口さんにとって空間作りをする際に大事なことは何でしょうか?
私は家具屋ですので、まずは家具が空間でどう見えるかを考えることが多いです。家具を最も際立たせるには、白を基調とした大きな壁がいいと思っています。そこに空間が締まるように、ダークトーンの壁紙を組み合わせたり。壁に絵を飾ったりシェルフをつけるなどアレンジもしやすいです。また、北欧は自然光を大切にする文化があります。日本では西日が嫌われる傾向にありますが、北欧では好まれています。自然の光が差し込む空間は美しいと思います。
ー 今回作っていただいた空間も光が入っていますね。リビングに関してはどのようなイメージでしたか?
北欧らしい広葉樹をモチーフにした壁紙と、その下にダークブラウンの壁紙を使い、木と土の大地をイメージしました。そこにフォーマル感があるヴィンテージ家具を配置。椅子の種類を変えることでカジュアル感を出して落ち着いた雰囲気にしました。柄の壁紙がハードルが高いなら、ネイチャーのコンセプトはそのままに、森などを想起させるエメラルドグリーンの壁紙(OTHER CHOOSE/1)も合いそうです。重厚感のあった空間が、爽やかで柔らかく、明るい印象になると思います。
ー 異なる表情の白ペンキで塗ったような壁紙を貼り分けた方のリビングはいかがでしょうか?
家具も「指先で触る」ことで作り手の技術や質感がわかりますが、この壁紙は手で触るとランダムな凹凸があり手作り感があります。実際、北欧の家はペンキで壁を塗ったナチュラルなものが多く、その感触に近いので北欧家具に合うと思いました。家具はあえて曲線が少ないものを選んだシャープな北欧スタイルです。グレーの家具が多めなので、薄いグリーンの壁紙(OTHER CHOOSE/2)とも相性が良さそうです。この淡い色はどんな家具にも合い、絵を壁に飾ったりしてもフィットしそうです。
ー では、他のサンゲツの壁紙で作ってみたい空間はどのようなものでしょうか?
シックな深いグレーの壁紙(OTHER CHOOSE/3)です。壁が4面あったら2~3面に使って、暗い空間で照明が映えるような空間もいいですね。そこに北欧家具を配置して。この色は、壁にポスターや絵を飾ったときにも、とてもしっくりくるんです。モダンなアート系ポスターも、締まった濃い色合いが作品を際立たせますし、シックな絵は重厚感を増します。私の中では、壁の装飾を生かした北欧スタイルを作る時の鉄則のカラーでもあります。
ー 北欧だと壁をペンキを塗る習慣があると思いますが、いかがでしょうか?
そうですね。北欧は入居したときにまず自分で壁を塗ります。映画なんかでもよくペンキを塗るシーンを見ますよね? それが文化なんです。日本では壁紙を諦めている方が多いと思います。壁紙を変えることで部屋全体の雰囲気がガラっと変わります。もっと純粋に壁紙に興味を持ってほしいと思いますし、壁をもっと有効活用できたらいいのにと思います。そこに関しては北欧などに比べると少し残念な部分でして、まだまだ伸び代があると思います。

※参考商品は2021-2023 ファインに掲載