現場の声にしっかり耳を傾けて、
「働きやすさ」を制度に落とし込む。
人事部 人事課
K.T
2023年入社
プロフィール
大学・大学院で公共政策を学ぶ。入社後は人事課で給与・労務・制度運用、福利厚生施設の管理などを担当。「ボランティア休暇」や「就労モバイル」(勤怠入力のスマホ対応)導入など、社員の働きやすさにつながる仕組みづくりを推進している。
Q1.私がサンゲツに入社した理由とこれまでの歩み
まちづくりへの関心から、
人事の世界へ
大学時代は「まちづくり」に関心があり、就職活動では住宅や空間に関わる業界を中心に見ていました。説明会で出会ったサンゲツは、素材の販売に留まらず、空間全体を提案する視点を持っていたのが印象的でした。社員の雰囲気にも惹かれ、「ここで働きたい」と思ったことが入社の決め手です。
入社後は想定していた営業ではなく、人事課に配属されました。給与計算や労務といった業務はまったくの未知の分野で最初は戸惑いもありましたが、先輩と一緒に月初の給与計算や労務管理、入社受け入れ、制度改正の対応などに携わる中で、人事の仕事は会社を支える基盤だと実感するようになりました。
中でも人事課は、入社や結婚、出産といった人生の転機に関わるサポートができるほか、制度改正を通じて社員の「あったらいいな」を実現できる部署だと感じています。また、”人事”というどの企業にも共通する機能であるからこそ、世の中の働き方に関するニュースやトレンドと連動して仕事ができる点も面白いです。
Q2.今取り組んでいる仕事と感じるやりがい
社員の“働きやすさ”を支える
仕組みづくり
日常的な担当業務は給与計算などが中心で、手当や出勤簿などのデータを細かく確認します。単純作業のようでイレギュラーもあるので、正確な業務を行うだけでなく、広い視点を持って手順やルールを見直し、業務効率化を進めることが求められます。月の後半は有休や残業時間といった労務管理資料の作成、キャリア入社者の受け入れ準備、福利厚生の案内など幅広い業務を並行して行います。
また、人事システムの運用も大切な仕事です。既存の仕組みをそのまま使うのではなく、社内の実態に合わせて改修し、より使いやすくなるよう検討しています。
2年目に担当した勤怠入力のスマホ対応化プロジェクトでは、要件の整理から検証、展開、利用状況の確認などを担当しました。職種により勤務形態が多岐にわたる中、社用スマホでの手軽な勤怠入力が可能となったことで、ロジスティクスや営業などPCから離れて業務することが多い社員の利便性向上につながったと感じています。
やりがいを感じるのは、そういった制度が「当たり前」として使われるようになったときです。また、業務上はデータに向き合う時間が多いため、直接会話する機会を大切にし、イベントや読書会に参加して他部署の人との交流を意識しています。制度と現場をつなぎ、働きやすさを支えることが自分の役割だと考えています。
Q3.成長できた経験と、これから挑戦したいこと
次は社会のニーズを先読みした
制度設計へ
一番の成長につながったのは、制度づくりを最初の提案から導入まで一貫して任せてもらえた「ボランティア休暇制度」の導入です。
「働きながら社会貢献活動にも取り組める制度をつくりたい」という想いから、会社指定のボランティア以外の自主参加の活動にも休暇を取って参加できるよう、他社の成功事例を参考にし、会社指定のボランティア活動に限定せず、自主的な活動にも有給休暇を適用できる新たな休暇制度(ボランティア参加のための有給休暇を付与)を導入しました。その甲斐があって、災害時の被災地支援にも利用され、人事の仕事が社員の生活や社会にも結びつくことを強く実感できました。
会社の成長とともに社員数が増加し、人事業務も確実に増えていますが、メール配信など定例業務は自動化したり外部委託を活用したりして効率化を進めています。
今後はそこで生まれた時間をいかして、これまで以上に積極的に新しい制度を検討し、社員一人ひとりが安心して働ける環境づくりに貢献していきたいです。社会の変化に合わせて後手に回らず先回りして制度を整えることで、会社としても世の中をリードできるように取り組んでいけたらと思います。