未開の市場に、新たな道を拓く。
ベトナムでサンゲツブランドを築く営業。
海外事業部
Sangetsu Goodrich Vietnam Co., Ltd.
営業(ホーチミン駐在)
Y.W
2009年入社
プロフィール
愛知、香川、広島で営業経験を積み、2023年10月からベトナムのグループ会社に赴任。学生時代はサッカーに打ち込み、向上心と継続力を培った。難しい環境の中でも、自ら挑戦して成果を重ね、ベトナムにおけるサンゲツの顔として市場開拓に取り組んでいる。
Q1.私がサンゲツに入社した理由とこれまでの歩み 「目標」を言葉に出し、理想のキャリアをつかみ取る
就職活動の当初は、広告や新聞といった社会に広く影響を与える仕事に惹かれていました。ただ振り返ると、自分が本当にやりたかったのは、カタチとして残る価値を世の中に届けること。サンゲツは、デザインに関わる商品やサービスが建物として具体化され、人々の暮らしや気持ちを豊かにし、長く寄り添います。その点に強く魅力を感じ、さらに老舗でありながら挑戦を続ける姿勢や、OB訪問で出会った社員の人柄に惹かれ、入社を決めました。
入社後は一貫して営業職を担当。ゼネコンや設計事務所と関わり、デザインの提案やコスト調整に一つずつ取り組んでいく中で、営業としての胆力が鍛えられました。そして2023年、念願の海外勤務へ。常に意識してきたのは、難しい目標をあえて掲げ、言葉にして自分を追い込み、やり切ること。サンゲツには、意思を示せば機会で応えてくれる企業風土があります。希望を言葉にし、結果で信頼を重ねる。その繰り返しが、これまでの歩みを形づくってきました。
Q2.今取り組んでいる仕事と感じるやりがい 「サンゲツって何の会社?」という状態から信頼を築く
ベトナム市場は成長途上にある重点領域です。現在はホーチミンを拠点に、サンゲツグループの一員としてベトナム市場の開拓に取り組んでいます。現地スタッフとチームを組み、ゼネコンや設計事務所、デベロッパーなどに向けて提案営業を行っています。日本では知名度のあるサンゲツも、海外では名前を知っていただくところからのスタート。そのため、打合せの段階からサンゲツの商品のサンプルや仕様、コスト、施工性まで一つひとつ丁寧に説明し、信頼を積み上げることが欠かせません。日本の当たり前が通じない環境だからこそ、準備や検証を徹底し、誠実に対応する姿勢が成果につながります。
仕事のやりがいは、提案した内装材が完成後の空間に形として残る瞬間にあります。オープンした施設がメディアで紹介されたり、「あの店舗は雰囲気が良いね」といった声を耳にした時には、自分の仕事が社会に貢献できている実感があります。さらに、子どもに「パパが関わったんだよ」と伝えられることも、大きな誇りにつながっています。
Q3.成長できた経験と、これから挑戦したいこと 次は営業の先へ……事業全体を動かす存在に
若手の頃は想定外のトラブルに直面すると頭が真っ白になり、どうすればよいのか分からず立ち止まってしまうことがありました。しかし営業経験を重ねる中で、まずは上司や仲間に相談するのか、それとも自分で代替案を準備するのかを素早く判断し、次の一手を打てるようになりました。材料の手配や納期の調整など、現場で必要とされる動きを冷静に組み立てられるようになったのは、大きな成長だと感じています。
もう一つの成長は、独りよがりで仕事を抱え込むのではなく、素直に仲間を頼れるようになったことです。ベトナムでの営業活動では言語や文化の壁があり、一人では解決できないことも少なくありません。現地スタッフに助けを求め、共に課題を乗り越えた経験を重ねることで、チームで成果を生みだす意識が高まりました。周囲と力を合わせてお客さまの満足を実現できた時に、自分だけでなくチームとしての成長も実感できるようになりました。
今後挑戦したいのは、営業の枠を超えて事業全体を動かせる存在になることです。海外市場の開拓を経験した今だからこそ、戦略的思考や経営視点に磨きをかけ、組織づくりや人材育成にも関わりたいと考えています。